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吉田優利は暑さに負けないカラダで暫定首位の7アンダー　毎朝、体脂肪率を測り体調を管理

＜楽天スーパーレディース　初日◇29日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) ◇6568ヤード・パー72＞
新規大会「楽天スーパーレディース」初日は午前スタート組がホールアウトした時点で7アンダーフィニッシュの暫定トップタイが3人。注目を集めるプラチナ世代でまだ優勝経験のない吉田優利も、7バーディ・ボギーなしのゴルフで、トップタイに顔を出した。
「ショットが安定していて、バーディパットの機会を増やせました」と話した吉田。目指すゴルフはパーオン率を上げることだという。そして、「（距離が）遠かろうと近かろうと、バーディパットを打つ回数を増やすことが大事。これまではパーオン率が低く、もうひとつスコアを伸ばせないでいました」と分析する。
プロゴルファーは日々の試合の緊張感のなかで、ピンによるショットを打たなければいけない。だからこそ、「自分の精神状態の見極めが大事。試合で進化し続けないといけない」と、吉田。愛らしいやさしげな表情とは裏腹に、自分を厳しく見つめていた。
プレッシャーに負けない精神状態は、健やかな体調の維持がつくるとも言われる。「しっかり食べて、しっかり飲んでいないと、せっかくやる練習も身に付きません。暑さに負けて気持ち悪いときでも、頑張って口にしないといけないので、アスリートとしてしっかり食べようと思っています」と体調管理に気を配る。
さらに吉田は続ける。「毎朝、体重と体脂肪率を測って筋量を確認していますが、いまのところ大きな変化はなく大丈夫です。そうめんとか炭水化物でエネルギーはとれていますが、タンパク質とかミネラルとかが不足すると思うので、本当は食べ物で摂取したいとは思うけど、プロテインとかサプリメントに頼ることもこれからは必要かと考えています」。厳しい暑さが続くが、食べることで夏バテのないカラダ作りを目指している。
国内女子ツアーでは優勝者のスコアが2桁アンダーの試合が続いており、アンダーパーを出さなければ予選通過もままならない高いレベルの厳しい戦いが続いている。明日の2日目も積極的にバーディを狙っていかなければ、優勝を狙える位置はキープできないだろう。
バーディ量産の決め手となるのは、やはりパッティングだ。「今週のグリーンは見た目とラインが合わないホールが多く、しっかりラインを見極めないといけません。ラインを決めても、時間をかけてしまうと迷いが出てしまいます。自分の決断を頼りに、構えたらスグに打つようにしています」という吉田。
パーオンホールでの平均パット数は、現在1.7694でツアー2位。ショットの練習をしない日でも、必ずパット練習は行う。あすの2日目にバーディをさらに重ねてどこまで潜っていけるかは、最初に吉田が言った通りパーオン率にかかってくるだろう。チャンスを増やせば、おのずと得意のパットでバーディを量産できるはずだ。
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