<ウィンダム選手権 事前情報◇11日◇セッジフィールドCC(米ノースカロライナ州)◇7131ヤード・パー70>
2020-21年シーズンは50大会が開催される“ドリームシーズン”とジェイ・モナハンPGAツアーコミッショナーが話していたが、そのシーズンも今週の「ウィンダム選手権」でレギュラーシーズンの最終戦を迎える。
今大会終了後のフェデックス・カップのポイントランキングで上位125位までがプレーオフ第1戦の「ザ・ノーザン・トラスト」(8月19〜22日、リバティーナショナルGC、米ニュージャージー州)に勝ち進むことができる。
そのし烈な戦いのボーダーラインには意外なビッグネームも名前を連ねる。
現在の125位はボ・ホーグ(米国)だが、その1つ上の124位にはマット・クーチャー(米国)、121位にアダム・スコット(オーストラリア)、そして120位には東京五輪でプレーオフを戦い銅メダリストとなったC.T.パン(台湾)。
一方、現在125位以下の圏外の選手には126位にスコット・ピアシー(米国)でプレーオフに進むには今週は34以上に入る必要があると試算。129位のカミロ・ビジェガス(コロンビア)、130位のリッキー・ファウラー(米国)はともに今週21位内、136位のトミー・フリートウッド(イングランド)は同11位内、138位のジャスティン・ローズ(イングランド)はトップ10、140位のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)、東京五輪の銀メダリストで141位のローリー・サバティーニ(スロバキア)はそれぞれ同6位内が求められている。
シード最終年の小平智は現在150位で、今週はトップ3に入ることがプレーオフ進出の条件となる。
プレーオフは3戦行われ、第2戦の「BMW選手権」(8月26〜29日・米メリーランド州)は第1戦終了後のフェデックスカップ・ポイントランキング上位70名が進出。最終戦の「ツアー選手権」(9月2〜5日・米ジョージア州)は第2戦終了後の30名が出場。昨年まで7年連続で最終戦に進んでいる松山英樹は現在14位につけている。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>