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「雨で寒くて楽しめなかった」けど…　銀メダリストの横で小祝さくらが猛ダッシュの「64」

＜NEC軽井沢72ゴルフトーナメント　初日◇13日◇軽井沢72ゴルフ北コース（長野県）◇6679ヤード・パー72＞
最近はやや低調気味だが、依然賞金ランキング1位を走る小祝さくらが猛ダッシュを見せた。東京五輪銀メダリストの稲見萌寧、前戦でツアー初優勝を飾った吉田優利との注目組で、ボギーなしの8バーディで「64」をマーク。首位で初日を終えた。
「後半の6連続は大きかったと思うけど、パットもショットも調子いい感じ。後半はミスしてもピンについてくれて、流れがいいとすべてうまくいくのかなと思いました」
前半は2バーディと静かなスタートだったが、12番から波に乗ると6連続バーディ。先週替えたというパターがさえて、17番パー3ではホールインワンかと思われるスーパーショットも披露した。
「雨で寒かったので、集中力が切れないようにやっていて、楽しめる感じではなかった」と振り返るが、先週のオフがいいキッカケになったようだ。「ショットが最近曲がっていたのもあったのでどうにかしなきゃと。調子が良かったときの動画を見ながら、もっとこうだったなとか、調整、修正をしました」と、練習の成果もあって強さが戻ってきた。
今年は3月に2勝を挙げたが、その後は勝利から離れやや失速。その間に稲見も猛追を続けるが、賞金女王獲りを公言している。終盤戦の始まりとなる今大会で、あらためてライバルたちに存在感を示し、残り2日間に向かう。
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