<AIG女子オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(スコットランド)◇6850ヤード・パー72>
さすがの安定感と言ってよさそうだ。4回目の出場となった畑岡奈紗は初日のラウンドを3バーディ・1ボギーの「70」にまとめ、2アンダー・11位タイの好発進を決めた。
序盤の2番から連続バーディを奪うと、5番でボギーを喫するも11番でバーディ。難ホールが続く終盤も危なげなくパーを積み重ね、首位とは3打差の滑り出し。「はじめてアンダーパーでスタートができたので、あと3日間頑張りたい」と表情も明るい。
初出場、2回目の出場時はリンクスが苦手と話していた畑岡。昨年ようやく初の予選通過を決めると、今年はついに初日から好プレー。内容にも結果にも充実感をにじませている。
「毎日2アンダーずつ伸ばしていったらチャンスはあるかなと設定していたので、きょうは一つ目標をクリアできたかなと思います」。その要因は、大きなミスなく18ホールをまとめたこと。「風も多少あるなかでティショットも安定していたし、パッティングもすごく打てていていいストロークはできたかなと思う」と満足げだ。
加えてこの日は持ち前のアイアンショットもさえた。「ほとんどがグリーンを狙えるところで、パーオンも15回あったのでよかった。ストレスなくパーセーブできているのが大きい」。リンクスではピンそばのバーディチャンスにつけるのは難しいものと理解している。安全にパーをキープしながら、獲れるところでバーディを獲る。経験と落ち着きがなせる納得のプレーだった。
終盤のホールは距離もあり全英でも有数の難関ホールが続くが、「残り4ホールがタフになるので、ボギーが一つ来ても流れ悪くならないようにするためにも、3つ4つ伸ばしておきたかったので、よかったと思う」と、ここをバーディ逃しのパーでしのげたことであすへのモチベーションも高い。まさにゲームプラン通りの初日。この流れを2日目以降も持続し、最終日の優勝争いまで持ち込みたい。
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