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「絵里さんを私だけが見られる状況（笑）」吉田優利が堪能したプレーオフを語る

＜ゴルフ5レディス　最終日◇5日◇ゴルフ5カントリー 四日市コース（三重県）◇6563ヤード・パー72＞
記憶に残るのはもう6〜7年前。そんな久々の、しかもプロとなってからは初めてのプレーオフを前に吉田優利の気持ちは高まっていた。
なぜなら「憧れのスイング」を持つ岡山絵里が相手だったからだ。「絵里さんを私だけが見られる状況なので（笑）。参考にする選手でもあるので、勉強しながらやろうと思っていました」。もちろん、「アスリートは結果でしか恩返しできない」と勝利を目指したが、そのなかでプロ入り前から参考にしていたスイングの一挙手一投足を見つめた。
岡山のスイングのどこが好きなのか。「体と腕が一瞬も緩まずに体全体を使っていくスイングです。途中で緩まないし、ずっと軸が動かずにクラブが遠くにあるからスイングアークが大きい。フィニッシュまでしまっている」。まとめれば「ショットメーカーのスイング」という吉田。「そんな選手と戦えて本当によかった」と喜んだ。
ちなみに吉田がもう一人「好きな選手」として挙げたのがテレサ・ルー（台湾）。「昔から好きでスイングやプレースタイル、歩くスピード、醸し出す雰囲気が本当に大好き」と話している。目指すスイングの持ち主を破ったのは紛れもない事実。吉田の進化は、ますます加速する。

<ゴルフ情報ALBA.Net>