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ライダーカップ、米国チームが決定！ S・ストリッカーが選んだのは…

24日に開幕する欧米対抗戦の「ライダーカップ」。会場となるウィスリング・ストレイツ（米国ウイスコンシン州）に一足早く足を運んだ米国チームキャプテンのスティーブ・ストリッカーは8日、キャプテン推薦6名の選手を現地から発表した。
ストリッカーの選択は、トニー・フィナウ、ザンダー・シャウフェレ、ジョーダン・スピース、ハリス・イングリッシュでここまではライダーカップポイントの7位〜10位。残りの二人はダニエル・バーガー（ポイント12位）、そしてスコッティー・シェフラー（ポイント14位）の6名だった。
ポイント上位6名のコリン・モリカワ、ブライソン・デシャンボー、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、パトリック・キャントレーはすでに選出が確定していた。
「選んだ6名はポイント通りではないが、最近のプレー状況や調子を考えて決定した。これはすべて僕の決断。できる限りの情報を集めてこの決定に至った」とストリッカー。
12名すべての選手が出そろうと、「若い選手とベテランとが混じり、素晴らしいチームになった。コースとなるウィスリング・ストレイツにもとてもプレーが合っているチームだ」と絶賛した。
フィナウ、シャウフェレ、スピースが選出されることはほぼ確定と予想されていた。フィナウは2018年大会で2勝1敗、プレーオフ初戦の「ザ・ノーザン・トラスト」でツアー2勝目を挙げる好調ぶりだったが、ポイント6位を土壇場でキャントレーに奪われた。
東京五輪で金メダルを獲得したシャウフェレはライダーカップ初出場。「選出されてとても興奮している。チームプレーの経験は多くないが、ペアを組んでのプレーはうまくできる。メルボルン（19年プレジデンツカップ）での経験が役に立つ」とした。
スピースは4度目の出場。今季は「バレロ・テキサス・オープン」で4年ぶりの勝利。「全英オープン」でも2位と健闘した。「去年開催されていたら僕は出られなかったと思う。ストリッカーキャプテンが僕のことを信頼してくれたことを本当にうれしく思う」とコメントした。
注目はポイント11位のパトリック・リードの選出だったが、「もっとも難しい決断だった」とストリッカーは選出せず。プレーオフ直前に肺炎を起こし新型コロナウイルス感染が確認されたリードは最終戦の「ツアー選手権」に出場したが25位。選出には至らなかった。
「リードには何度も謝った。とても難しい決断だったことを知ってほしかった」とストリッカー。
ツアー選手権で3位に入ったケビン・ナ（ポイント19位）は「このプレーならストリッカーキャプテンの目に止まるのでは」と期待したが選出されず。また、ポイント13位のウェブ・シンプソンも選ばれなかった。
一方、心配されるのはツアー選手権を左手首の痛みから途中棄権したケプカの容態。もしケプカが欠場を決めれば7人目のキャプテン選出が必要となる。
新型コロナウイルス感染拡大から1年延期された開催される戦いは激戦が必至。国と地域の名誉と誇りを懸けた戦いがまもなく開幕を迎える。（文・武川玲子=米国在住）

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