<フォーティネット選手権 2日目◇17日◇シルバラード・リゾート&スパ ノースC(カリフォルニア州)◇7123ヤード・パー72>
初日を3アンダー・24位タイで滑り出した松山英樹は、4バーディ・1ボギーで回り、2日目続けて「69」をマーク。トータル6アンダーまで伸ばし、決勝ラウンド進出を確実にした。
午前7時44分に10番からスタート。「昨日よりはショットが少しよくなかったけど、安定してプレーできた」という2日目は小技でも魅せた。前半の15番パー3でバンカーからの2打目が6メートルオーバーしボギーが先に来る展開となったが、16番で取り戻すと、18番ではグリーン奧ラフからきっちりと寄せバーディを奪った。
後半も3番、5番と2つ伸ばしてフィニッシュ。それでも本人は「チャンスもなかったけど、パッティングがなかなか思うように入らず、流れに乗れないという感じですかね」と、グリーン上を課題に挙げた。最終9番では奥2メートルを決めることができず、悔しそうな表情も浮かべた。
スタートホールで、バンカーからの3打目を30センチにつけナイスパーとするなど、ショートゲームにはうなずく。それだけに「パットが入らないので、サンドセーブがめちゃくちゃ悪くなる。パターの練習をしようかなと思う」という部分が頭にこびりつく。パターは前日に続きマレット型を投入したが、違和感はなかなか拭えない。
現時点で首位に立つマーベリック・マクニーリー(米国)は、トータル12アンダーまで伸ばしてホールアウトしている。差は6打あるが、2日残っていることを考えると、追いつくのは十分に可能だ。「悪くない位置だと思う。少しでも明日頑張って、良いポジションで(最終日を)迎えられるようにしたい」。そのカギはパターが握っていそうだ。
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