<日本女子オープン 最終日◇4日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>
第3ラウンドでボギーなしの5バーディを奪い「66」をマークした渋野日向子。首位と5打差まで浮上し最終ラウンドに臨んだが、難しいピン位置、硬くなったグリーンに苦戦し1バーディ・3ボギーの「73」とスコアを2つ落として、トータル2アンダー・5位タイでフィニッシュした。
優勝への望みを持って臨んだマンデー決戦だったが、序盤からピンチの連続。これらはパーでしのいだが、追い上げに必須となるバーディが獲れずに8番まで消化した。すると、最初にスコアが動いたのは9番。ここでボギーを喫すると13番でもボギーを叩き、14番では2メートルのチャンスを決めきれなかった。
「何個かチャンスに付けながらも、チャンスというチャンスではないが4〜5メートルをなかなか決めることができず、外してはいけないところにいったのが外れてボギーとなった」と、フラストレーションが溜まる一方だった。
バーディが来ない状況でスコアを落とす渋野とは反対に、首位の勝みなみはバーディラッシュ。差は開く一方で、踏ん張りがきかなかった。はじめてのバーディは16番パー3。2メートルにつけるとこれを決めたが、終始ながれをつくることができなかった。
ナショナルオープンタイトルを目指した4日間。「一日目にいいスタートが切れて二日目に自滅して、昨日もよくわからんスコアで回れて。なんだかんだ、まともなゴルフができたのは一日目ときょうくらい」と振り返った。
初日は首位と2打差の滑り出しをみせたが、第2ラウンドの失速が響いた。ショットの安定感が増しているのは間違いない。パッティングを決めきれないシーンを減らすことができれば、さらに上位も見えてくる内容。米ツアー参戦のための予選会へ調子を上げていきたい。「悔しさばかり」と反省点は多いが、翌週以降にこの悔しさをぶつけていく。
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