<スタンレーレディス 2日目◇9日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6592ヤード・パー71>
3試合連続でトップ10に入っている渋野日向子が、6バーディ・1ボギーの「67」で回り、トータル6アンダーまでスコアを伸ばした。ホールアウト時点では上位勢がプレー中だが、好位置で最終日に向かうことになる。
出だしから好調なティショットをスコアに結びつけた。1番パー4では2打目を1メートルにつけバーディ発進。3番パー5では2打目をカラーまで運び楽々バーディ。8番パー5でも2オンに成功しバーディ。3つ伸ばして折り返した。
「前半のパー5もしっかりバーディを獲ることができたので、全体的に安定したゴルフができたと思います」。スタートダッシュに成功し、気分良く後半に入った。
後半の出だしは193ヤードのパー3。ここでも奥のピンを果敢に攻めて奥カラーからの2打目をパターで流し込みバーディ。その後はパーが続き14番で短いパットを外してボギーとしたが、続く15番、そして17番でもバーディ。一気に上位戦線に浮上した。
「ティショットのフェアウェイキープ率もよかったし、セカンドショットもそんなにブレることがなかったので、全体的によかったと思います。14番だけ、そこだけですね」
結果を考えずに内容重視のプレーを続けている渋野。一貫してその姿勢を崩さないが、あすは優勝争いが見える位置で望むことになる。それでも「優勝は意識したくない。目の前のことに集中するだけです」と、やることはいつもと変わらない。2019年11月以来の優勝へ無欲と無意識で臨む渋野。意識はしなくとも、視界はよさそうだ。
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