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最年少ホールインワン達成 　16歳の心を変えた175センチのヒーロー

＜日本オープン　2日目◇15日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース（滋賀県）◇6986ヤード・パー71＞
プロフィール欄に書いた憧れの選手は、2年前からアップデートされている。自分と同じ身長のメジャーチャンプが、隅内雅人（水戸啓明高校2年）の目標だ。
昔は、圧倒的な飛距離で活躍するブルックス・ケプカ（米国）に憧れた。それが『コリン・モリカワ』に変わったのは2年前。自分とそんなに変わらない身長で、2019年に米国男子ツアー初優勝、その翌年に海外メジャーを制した姿は16歳の心を変えた。
茨城県出身、新設ゴルフ部の一期生として水戸啓明高校に進学。今年の「日本ジュニア」で3位に入って「日本オープン」出場権を獲得した。1アンダー・46位タイで初日を終えると、2日目を「69」で回り、トータル3アンダー・26位タイで予選を通過。2番パー3（221ヤード）ではホールインワンを達成。データが残る1985年以降、16歳356日でのエース達成は、ツアー史上最年少の記録になった。
番手を悩んで手にしたのは5番アイアン。「打った感じはそれほどいい感じではなかったんですが、うまく手を離してみたらいい感じで飛んでいってくれた」と、グリーンに乗ったボールがカップに入って消えるのが見えた。「球筋的にはハイドロー、自分の持ち球のイメージ通り。記録を作れたことにはビックリしていますが、うれしいです」と照れくさそうに笑った。
来週は「ZOZOチャンピオンシップ」でモリカワのプレーを見に行く予定。「自分が目指すゴルフは、飛距離を追い求めるよりは曲がらず、崩さずに伸ばせる選手」と、数年後の自分のイメージと重ね合わせる。（文・谷口愛純）
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