<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇31日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>
プレーオフにもつれ込んだ戦いを制し、今季2勝目を上げた渋野日向子が、優勝会見で思いや今後のことを語った。米国女子ツアーの来季出場権をかけた予選会を12月に控え、今後の予定は? その言葉から渋野の優勝を振り返る。
――今の気持ちは
プレーオフに進めると思っていなかったですが、チャンスをしっかり生かすことができて優勝できてすごくよかった。
――お母さんが来ていた?
まだ話していないです。遠目で見て手をふった。2年前のアネッサで優勝した。久しぶりに来てもらって優勝見てもらってうれしい。違った勝ち方だったり、あのころとは違う自分を見てもらえたと思うが、やり切った感はないので、成長できる部分はたくさんある。そういう姿を見てもらえるように頑張りたい。見てもらえたのは恩返しになったと思うが、まだまだ足りないかな。
――ペ・ソンウと優勝争いは3度目
私が初優勝した試合でも最終日最終組、前回のスタンレーでもプレーオフ。ソンウさんと回ると自分のリズムもよくなりますし、いいゴルフができる。いい気持ちで回れていると思っている。楽しみにしていたし、楽しかったです。
――ショットのスタッツは?
パーオン率を上げたいと思っていたし、ドライビングディスタンスも飛ばしたいと思っていた。何よりもパーオン率が高い人が強いと思っている。パッティングもそうだが、パーオンするとボギーの数を減らせる。そこを追求してやっているところです。
――プレーオフで相手のことは考える?
勝負の世界なので人としては必要な気持ちだと思うのですが、勝負の世界ではそういう気持ちでいることは自分を弱くしちゃうんじゃないかなと思うので、集中できる自分がいるというか自分のなかに入っていると思います。
――副賞は三菱電機製品、どうする?
冷蔵庫ありますよね!? 買おうかなぁと話していた。もらえたらうれしい。
――樋口久子さんの冠大会で優勝
この試合で優勝するというのは正直コースは非常に難しい。今回もかなり難易度が高い感じだった。ここで勝つことはアメリカに向けてすごく自信になると思っていた。去年ズタボロにされての試合だったが、こうやって優勝できてうれしい。樋口さんにも喜んでもらえてうれしい。「本当におめでとう」と言っていただけました。
――アメリカで面白いゴルファーになりたいと思ったきっかけは?
6月の全米女子プロで、その試合で2日目にバーディ・イーグルで予選通過したが、面白いゴルフをしてくれてありがとうとギャラリーさんから言われて、面白いという部分に敏感になったというか、見に来ている人には楽しんでもらいたい。見ていて面白いゴルファーになりたいと思って、それがきっかけ
――最終戦のリコーカップに関しては?
出ない方向でいます。体力が持ちません(笑)。
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