元世界ランキング1位のジョーダン・スピース(米国)が世界ランキングトップ10に返り咲いた。今年1月、米国男子ツアーの「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で予選落ちを喫し、週明けに発表された世界ランキングは92位まで降下した。
3桁台が目前に迫ったが、翌週の「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」で4位。続く「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」でも3位。「マスターズ」前週の「バレロ・テキサス・オープン」で2017年の「全英オープン」以来のツアー勝利。得意のマスターズでは3位の好成績を納めると、あっという間に29位まで上昇した。
2年ぶりに開催された「全英オープン」では2位に入ると同ランキングも14位、トップ10が近づいた。
新シーズンは10月の「ザ・CJカップ@サミット」を自身の開幕戦に選ぶと18位タイで終えて同ランキングは13位。その後は「ZOZOチャンピオンシップ」も「バターフィールド・バミューダ選手権」にも出場しなかったが、週明けに発表されたランキングで10位。戦わずして3年ぶりのトップ10に返り咲いた。
20-21年シーズンは25試合に出場し、優勝1回に2位が2回、3位も2回でトップ10は9回。トップ25位入りが14回と安定した成績だった。
28歳のスピースはプライベートも順調で、まもなくアニー夫人とのあいだに第一子が誕生する予定だ。(文・武川玲子=米国在住)
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