バイデン米大統領が10月25日、米国に入国するほぼすべての外国人に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける法案に署名し、11月8日から導入されることになった。これは米国でプレーをする選手、キャディたちも同様で、外国籍の選手には大きな影響となる。
PGAツアーは「この法案の例外措置は非常に少なく、PGAツアーは例外となることを考えていない」と選手らに通達したと米ゴルフチャンネルなどのメディアが伝えている。
米国籍保持者はワクチン接種をしていない場合も入国は可。ただし入国前日の“陰性証明”の提示が求められる。ワクチン接種をしている場合は3日位内の“陰性証明”が必要。
PGAツアーでは10月、非公式ながら選手、キャディ、ツアーオフィシャルなどの必要不可欠なスタッフの83%がすでにワクチン接種済みとしたが、その内容については公表していない。
他のプロスポーツではNBA(全米プロバスケットボール)が10月時点で95%、NFL(全米プロフットボール)が8月時点で93%、MLB(メジャーリーグ)では7月時点で30チーム中23チームが85%のワクチン接種を完了したとされている。
先週の「バターフィールド・バミューダ選手権」(10月28〜31日)が開催されたバミューダも入国にワクチン接種が求められ、出場選手が本来の132名に満たずに開催された。(文・武川玲子=米国在住)
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