<TOTOジャパンクラシック 最終日◇7日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
賞金総額2億2000万円、優勝賞金3300万円。今季の残り4試合中で最高賞金額となる戦いもいよいよ最終日を迎える。
そんななか、賞金ランキング1位の稲見萌寧と同2位の古江彩佳が最終日最終組に。賞金女王へ大事な大事な最終日を11度目の直接対決で迎えることとなった。
単独首位に立つのはトータル13アンダーの古江。「ショットは良くもなかったかな。安心する感覚ではなかった」と調子が上がらないなかでも4バーディ・ボギーなし。ポールポジションにつけた。
今大会で優勝すると、稲見の順位によっては賞金ランキング1位に躍り出る。「グリーン周りが勝負になってくると思うので、アプローチだったりパッティングでしっかり頑張っていきたいなと思います」と得意の小技で瀬田を攻略にかかる。
一方の稲見は前々週を棄権、そして前週は欠場することとなった腰痛の痛みを抱えながらも「今日もいい距離のパターが入ってくれたので、そのあたりが一番良かったかなと思います」と5バーディを積み上げて首位と2打差の2位タイにつけた。
不安を抱えながらもこの順位はさすがというほかない。「もちろん優勝したい思いはあるけど、優勝を目指してというよりも、優勝するために目の前の一打を頑張って、少しでも良くしようという思い。結果的に(優勝)できたらいいかなという感じです」と最終日を見据える。
ちなみに、古江と稲見が同組時の成績だが、スコアでいえば、これまでの10ラウンドで古江の6勝3敗1分。さらに、同組となった9試合のうち3試合で古江が優勝しているという数字もある(稲見の優勝はなし)。データ通り古江が優勝するのか。稲見が逆転で決めるのか。熱い戦いに期待をしたい。
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