<TOTOジャパンクラシック 最終日◇7日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
クラブ変更をせず、直近4試合で3勝を達成。古江彩佳が同組の稲見萌寧に3打差をつけ、トータル16アンダーで今季6勝目を挙げた。「ボギーを1つ打つと隙が見えてしまう。ボギーなしであがれたのは大きい」。2打差の首位から出て、ライバルにつけ入る隙を与えない逃げ切りV。これは今季6勝のうち5つ目となった。
大きな要因が、安定したティショットだ。4日間のうち2度(第2R、最終R)、フェアウェイキープ率100%を記録し、4日間通じても56ホール中50ホール(89.2%)でフェアウェイを捉えたドライバーが好調。「フェアウェイに置かないと私のゴルフは始まらない」と“隙のないゴルフ”において重視する。
9月に契約するブリヂストンの『B2』ドライバー(10.5°)に『スピーダーNX50』(S)の組み合わせに替えてから、試合を重ねるごとにティショットの安定感が増している。勝負のかかる最終日に一度もラフに入れないとなれば、トラブル回避は確定的。追う選手にとっては、脅威の安定感である。
また2日目に、50度の『TOUR B BRM』ウェッジで30センチにつけるベタピンから3つのバーディを奪った際にクラブについて聞かれ、「(50度は)好き。セッティングとしてはずっと使っているかなと思います。デビューから使って手に馴染んでいるし、信用できるクラブでもあるので振りやすいです」と答えた。
飛距離は105ヤードで、100〜110ヤードくらいまではこれを使用。打ち分けは「3ヤード刻みでできたら嬉しいくらい」と言うが、パー5で敢えてこのクラブで打てる距離を残し、「(パットを)上りの面で打てるように」とのマネジメントも奏功。最終日も一番長いパーパットが「1メートル弱」と、盤石だった。
【古江彩佳の優勝ギア】
1W:ブリヂストンB1(10.5°スピーダーNX50 S 45.25インチ)
3W:ブリヂストンTOUR B B JGR(15°スピーダーevo IV 569 S)
7W:ブリヂストンTOUR B JGR 2017(21°スピーダーevo IV 569 S)
4U:ブリヂストンTOUR B JGR HY 2017(22°MCH 60S)
6U:テーラーメイドSIM2 MAXレスキュー(28°MCH 60S)
6I〜PW:ブリヂストンTOUR B X-CB(MCI BK 80S)
A、SW:ブリヂストンTOUR B BRM(50、54、58°MCI 85 SOLID)
PT:テーラーメイド スパイダーツアー
BALL:ブリヂストンTOUR B XS
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