「メキシコオープン」がPGAツアーのイベントになることが現地時間8日、PGAツアーから発表された。
開催は4月28〜5月1日。開催地はメキシコの太平洋に面するリゾート地、プエルトバジャルタで、ビタンタ・バジャルタリゾートが舞台となる。
「もともとのスケジュールはメキシコ選手権とされていたが、“グルーポ・サリナス”がホストとなりPGAツアーとともにメキシコでのゴルフ発展に務める」とPGAツアーはコメントを発表した。
メキシコオープンは1944年に開始され、メキシコのナショナルオープンとして開催されてきた。
メキシコでは2017年から3月に世界選手権シリーズ「WGC-メキシコ選手権」がメキシコシティ郊外のチャプルテペックGCで行われてきたが、20-21年シーズンは新型コロナ感染拡大のため同地での開催は中止。代わってフロリダ州ブランデントンで「WGC-ワークデー選手権」が開催された。
フェデックスカップの公式試合として、メキシコオープン優勝者は500ポイントを獲得。賞金総額は730万ドル(約8億3000万円)で出場は132選手。12選手のスポンサー推薦枠が設けられ、うち少なくとも4選手はラテンアメリカから選出する。
トーナメントが行われるのはノーマン・シグネチャーコース。現在サウジアラビア政府系投資ファンドが株を過半数所有する “リブゴルフ・インベストメント”(LIV Golf Investments)のCEOに就任したばかりのグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が設計したチャンピオンコースだ。
プエルトバジャルタでは2002年に国別対抗戦、「EMCワールドカップ」が開催され、日本の丸山茂樹、伊澤利光チームが優勝を果たしている。(文・武川玲子=米国在住)
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