<伊藤園レディス 最終日◇14日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
中東のアブダビで行われていた「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」で優勝した橋本美月(東北福祉大1年)の快挙に、同大会の前回覇者で滝川第二高出身の先輩でもある安田祐香が喜びのコメントを寄せた。
「おめでとう!って送って、すごくうれしかったので『うれしい!』って送りました」
昨年の同大会はコロナ禍のため中止となったが、安田は2019年に日本で行われた第2回大会で圧勝。その資格で出場した「エビアン・チャンピオンヒップ」でベストアマチュアに輝くなど、その後の活躍にもつなげた思い入れのある大会を制した後輩の朗報は、安田にとってもうれしさが爆発するほどの出来事だった。
「高校の後輩ですし、『練習一緒にしてください』とか誘ってくれたり、ぜんぜん会えていないんですけど、すごく強い選手だなと思っていた」と2学年下の後輩を気にかけていた。「いいスイングもしていますし、結果しか知らないんですけど、こうやって日本人のアマチュアの選手がアジアとか世界で活躍できるというのは、自分も刺激を受けました」。
安田は同大会制覇の秋にプロ転向。その後はケガなどもあって思うような成績を残せていないが、日本勢連覇の結果から大いにパワーをもらった。今季の賞金ランキングは68位。メルセデス・ランキングでも66位と、いずれか50位以内に与えられる来季のシード権までは厳しい状況。実質の最終戦となる「大王製紙エリエールレディスオープン」で上位進出を果たさなければ、出場権をかけたQTへと進むことになる。
「ショットがいいわりにパターが入らなかったので、そこはすごく悔いなんですが、今年の中では結構いいプレーができたかなと思うので、 来週もこの調子で頑張りたいなと思います」と、12位タイに終わった「伊藤園レディス」より上位を目指し、そして後輩から受けたいい流れを生かし、運命の戦いに臨んでいく。
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