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どなたですか? “謎のヒゲ男”が単独2位の好発進

<ファーマーズ・インシュランス・オープン 初日◇26日◇トリーパインズGC サウスコース(7765ヤード・パー72)、ノースコース(7258ヤード・パー72)◇米カリフォルニア州>
今大会の出場選手の中に、見知らぬヒゲ男の姿。モサモサで立派なヒゲをたくわえたその男は、8バーディ・ボギーなしの「64」をたたき出し、首位と1打差の8アンダー・2位発進を決めてみせた。
実はその選手、ツアー通算2勝を誇る36歳マイケル・トンプソン(米国)だった。昨シーズンの中盤までは生やしていなかったのだが、「実は昨年のプレーオフ直前に生やし始めたんだ。妻がそのヒゲを気に入ってくれたので、そのまま」にしているという。
立派なヒゲといえば、欧州ツアーで活躍する“ビーフ”ことアンドリュー・ジョンストン(イングランド)が有名だが、それに勝るとも劣らないモサモサ具合だ。あまりに風貌が違うので、誰かと間違われることもあるかと思いきや、「誰とも間違われたことはないね。ルーキーだと思われるだけだよ」とのこと。
22年初戦となった「ソニー・オープン・イン・ハワイ」では4日間60台をマークし、5位タイ。先週の「アメリカンエキスプレス」では予選落ちを喫したが、「自分のリズムやルーティンを崩してしまったことが原因。きょうはガマン強く、保守的なラインを選び、攻撃的になり過ぎないようにした。パッティングでは、とにかくしっかりとしたパットを打つことに集中したんだ。物事がすべてうまくいくと、きょうのようなことが起きるんだね」。反省を生かし、リベンジの好スタートを決めた。
「特に(あす回る)サウスコースはパットが跳ねやすい。だけど、自分のラインを信頼し、しっかりとしたパットを打てば必ず入るはず。ゴルフコースを圧倒することはできない。だから、あすも同じように、自分のプレーをするだけだよ」。確かに、この日のトップ3はトンプソンを含め、いずれもノースコースを回った選手たち。それだけに、難易度の高いサウスコースで好スコアをマークすれば、一気に通算3勝目への道が切り開かれる。
今大会で優勝トロフィーを掲げれば、多くの人の目に止まる。“ヒゲといえばトンプソン”。そんな強烈な印象を、ファンの記憶に刻み込みたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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