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カナダの絆を力にした“妖精”が2週連続トップ10入り 「次の土曜日には優勝争いに」

＜ゲインブリッジLPGA atボカ・リオ　最終日◇30日◇ボカ・リオGC（米フロリダ州）◇6353ヤード・パー70＞
ブルック・ヘンダーソン（カナダ）が、最終日に「68」をマークし6位タイでフィニッシュ。開幕戦の2位に続き、2戦連続のトップ10入りを果たした。
強風のなか行われた前日の「74」のうっぷんを晴らすように、前半から猛チャージ。3つ伸ばして迎えた8番パー5ではイーグルを奪うなど上位を追いかけた。「フロントナインはとても楽しかった。バーディをいくつか獲って、できるかぎりリードを縮めようと思ったの」。後半に入り1つスコアを落とし「思い通りのフィニッシュにはならなかった」というが、スタートダッシュを決めた1日を「収穫」と振り返る。
「マウベ、パティという2人の素晴らしい選手とプレーできたのは最高」と同伴競技者のプレーにも背中を押された。この日は母国の先輩で32歳のマウベ・アイミー・ルブランと、昨年の「ANAインスピレーション」覇者、パティ・タバタナキト（タイ）とプレー。特に小さい頃からよく知るカナダ人同士で最終日を回れたことに感激したようで、「彼女のプレーをいつも見て育ってきた。どんなプレーかも分かっていたつもりだし、とても楽しかったわ」と、これがプレー以外の面でも好影響を及ぼした。
世界ランク10位の“妖精”は、いい形で2022年シーズンを戦っている。「2週続けていいプレーができたと思う。次の土曜日には優勝争いに加わっていたいところね」。15年のツアー参戦以降、新型コロナウイルスの影響が大きく試合中止が続いた20年以外は毎年勝利を挙げている24歳が、早い段階での今季初優勝を視界にとらえている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>