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「父兄から情報収集」ジュニアへのクラブ提供には『成績』だけでなく『人間性』も大事【アマチュア担当に聞く】

『アマチュア資格規則』の改定によりアマチュアのスポンサーシップ制限が撤廃され、アマチュアが企業などの支援を無制限に受けられるようになった。子供を「将来はプロに」と思っている親ばかりではないだろうが、それでもわが子がクラブやボールといった物品支給のサポートを受けられる個人モニターになれれば、と思う保護者は多いだろう。そんな親たちにとって、最初に接する企業側の人間となるブリヂストンスポーツのアマチュア担当者に話を聞いた。彼らはどのような人材を探し、どのようにして保護者たちとコンタクトを図るのだろうか。
ブリヂストンやダンロップ、ミズノなどの日本メーカーは、選手へのサポート関連がアマ担当とプロ担当に分かれていることが多いが、一方で海外ブランドメーカーはプロとアマの担当を兼務するケースが多いという。どちらの体制も一長一短あるようだ。
「当社ではアマチュア担当者はアマチュアの地区大会など小さな試合にも行くので、いろいろな情報が取れたり、早い段階で有望選手を見つけられ、時間をかけて人間関係が築けるというメリットがあります。しかし選手側からすると、アマからプロになるときに担当者が代わるわけですから、もしうまく引き継ぎができなかったら、プロ契約をしたのに数年で他社に移籍なんてデメリットも起こり得ます」(アマチュア担当:以下同)
一方でプロとアマのどちらも兼任する場合は、スタート時は出遅れても、プロ・アマ通して堅固な関係を築けるという側面もあるわけだ。
このアマチュア担当者たちにとって、ゴルフ場を舞台にした選手獲得の情報戦が行われるわけだが、彼らはどういった基準をもってサポートする選手を探し、どのようにして選手側と接触し、何を基準に決定がなされるのか。
「当社がアマチュア選手のサポートをする場合、基本は中学生からです。小学生の試合やジュニアのゴルフスクールとかにも行くことはありますけれど、あくまでも将来に向けての情報を取ることが目的で、小学生以下のアマチュアのサポートをすることは非常にレアケースです。サポートする選手を決める場合、まず中学・高校などの地区の試合に出向き、スイング、体格、プレー姿、雰囲気など、当社の基準で評価します。そして、それが一定の基準以上であって、なおかつ『当社の社風に合った選手』であると判断した場合、こちらから声を掛けます」
このモニター候補を探すために担当者が出向く試合だが、中学生の試合と高校・大学の試合では、その動き方が違ってくるという。
「基本的に中学生は個人、高校・大学生はゴルフ部を基本にして動きます。中学生の場合は、基本的には全国大会の成績上位者などを中心に、気になった選手がいた場合、まず保護者の方にお声を掛けてお話をさせていただきます。これが高校・大学になるとゴルフ部の強豪校に付き、当社として魅力的な選手がいたときはまず監督さんにお声掛けをして、それで了承してもらった親御さんなり本人と連絡をとるということになっていきます」
こうして、担当者と保護者が接触した後に双方の合意によってモニターサポートに至るわけだが、その前にクリアしなければならない最重要亊項が、前述の『自社の社風やブランドに相応しいか』という点である。ここで、候補者はある種の“ふるい”に掛けられる。
「いくら強くても、ブリヂストンの社風に合わない選手はモニターサポートの対象にはなりません。そして、まじめで誠実というようなブリヂストンのイメージと親和性がある選手をできるだけサポートするようにしています」
SNSで悪い噂が瞬時に広まる時代である。ブランディングのためには、いくら強くても“マナーが悪いヤンチャ系”という選手は必要ない、むしろリスクになる。企業はそう考える。
実はこの、メーカーが決断する最後の“ふるい”のときに重要な働きをするのが、保護者・親なのだという。いくらアマチュア担当者の前では殊勝に振舞っていても、日頃の行いは誰かが見ているものである。ゴルフに限らず、親は自分の子の話をするときに、ふと、他人の子の話を引き合いに出すことがある。その話の中で、あまりに酷いケースであれば、他の子の不行跡が話題にあがることがある。
このとき、その内容が真実であるか悪質な中傷であるかを見極められるかは担当者の手腕となる。さらに言えば、『子は親を映す鏡』というが、当然、逆もまた真なりで、親と話をすれば子供の普段の行いやその先にある将来性なども何となく見えてくるという。ジュニアゴルファーとの話し合いは、担当者にとって最も重要な判断材料なのだというわけだ。
『アマチュア資格規則』の改定により、企業からの金銭面や物品の供与の制限が撤廃され、アマチュアゴルファーを取り巻く環境が一変するかもしれない。今まではお金のかかるゴルフをすることを諦めていた才能ある子供が参入してくることもあるかもしれないが、その一方で強ければいいという実績主義が野放図に大手を振るうことも心配される。その意味でも、契約のときに最初に親子と触れ合うアマチュア担当者の責任は、大きいのかもしれない。(取材・文 / 古屋雅章)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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