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「まずは監督から」トップジュニアと接触する際の暗黙の了解【アマチュア担当に聞く】

『将を射んと欲すればまず馬を射よ』のことわざにあるように、優秀な学生を個人モニターとしてサポートしたいアマチュア担当者は、その選手に対して最も影響力がある彼らの学校のゴルフ部の監督のところに行くという。選手獲得や情報収集に欠かせないとされる『監督詣で』の実態とは。
メーカーのアマチュア担当者たちの間でのマナーというか不文律として、コレと目を付けたモニター候補の選手にいきなり声を掛けることは、まずしないという。候補選手が中学生なら保護者に、高校・大学生ならゴルフ部の監督に最初に声を掛けるのだ。
「アマチュア担当者が高校生や大学生のモニターサポート候補選手に接触する場合、選手はゴルフ部を単位として動くので、個人的にサポートをしたい選手がいたとしても、まず監督さんに話を通し、この選手をメーカーとしてサポートをしたいのですが、いかがですかと、きちんとお伺いを立てて、それで監督さんから了承をして貰えたら、そこからサポートが始まります」(ブリヂストンスポーツ・アマチュア担当:以下同)
監督に『伺いを立てる』のは、単に挨拶をするという以上の意味を持つ。担当者がモニター候補選手に目をつける場合、当然のことながら強い選手、上手い選手に目が行きがちだ。そんなときに、この選手をサポートすることに問題はないかということに関して、監督の判断に伺いを立てるわけだ。
「日頃から選手に接している監督さんは、プレーや成績だけではなく、生活態度や協調性などを客観的な目で見ておられるので、例えば、この選手に今サポートの話をすると勘違いをしてダメになるから、しばらく待ってくれないかみたいなことを言われることもありますね」
そういった部内調整的な役割をする監督の存在を無視して、直に選手にサポートの話をもっていったりすると、最悪、接触禁止になることもあるという。まがりなりにも運動部の部活動は文科省・スポーツ庁の管轄であるので、教育的見地からも、当然のことであろう。
最近はあまり聞くことはなくなったが、以前は『あの学校にはあのメーカーが強い』という風聞をよく耳にしたものだ。そこには、こんな裏事情があった。メーカーのアマチュア担当者の仕事は、未だ世に出ていない有望選手を探し出し自社のモニター選手にして、プロになると同時に専属や使用契約を締結することにある。彼らはその過程で、製薬会社のプロパー(現MR=medical representative)のような役割と果たすこともあるという。つまり、ゴルフ部の監督にモニターとして自社の用具を使って貰い、良さを体感、評価してもらうことで、モニター候補となる有望選手にも自社の用具を進めてもらい、採用活動を有利に進めたいという戦略である。
「高校や大学のゴルフ部の監督さんが競技ゴルフをやられている場合は、ギアの評価を目的に監督ご自身もモニターサポートすることはあります。私たちのボールやクラブの良さを分かっていただきたいからです。もちろん、そういう申し出を受け容れてくれる監督さんと、いろんなメーカーさんと平等にお付き合いをしたいとする監督さんがいらっしゃいます」。
監督が自社のクラブの性能の良さに共感した場合は、『あの学校に強い』メーカーになれるわけである。
まさに、『将を射んと欲すれば馬を射よ』の世界である。(取材・文 / 古屋雅章)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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