欧州男子ツアーで15勝を挙げているトーマス・ビヨーン(デンマーク)がきょう2月18日で51歳になった。日本でも「ダンロップフェニックス」で2度優勝し、2001年に太平洋クラブ御殿場コースで行われた「WGC-EMCワールドカップ」にもデンマーク代表として出場している。
アマチュア時代の1990、91年にデンマークアマチュア選手権を連覇し、93年プロ転向。95年は欧州下部ツアーで4勝を挙げ、当時の下部ツアー年間最多獲得賞金を更新。翌年、欧州ツアー「ロッチ・ローモンド・ワールドインビテーショナル」で勝利するなど、新人賞を獲得。その後も、コンスタントに勝利を重ね、97年にはデンマーク出身選手として初めて欧州選抜と米国選抜が戦う「ライダーカップ」に出場。02年と14年にも欧州選抜に名を連ね、18年はキャプテンとして、すべての大会で勝利に貢献した。
日本でも99年と03年に「ダンロップフェニックス」で勝利している。99年は終盤にバーディを重ねプレーオフに持ち込み、当時19歳だったセルヒオ・ガルシア(スペイン)を下した。03年も最終日最終組で回った、ガルシアと伊澤利光に競り勝っている。
これまでに欧州ツアーで15の勝利を挙げているが、意外にも米国男子ツアーでの優勝はない。メジャーでも最終日を首位で迎えた03年の「全英オープン」や、05年の「全米プロ」で優勝争いを演じたものの、どちらも1打差2位タイに終わりビッグタイトルには手が届かなかった。
昨年は欧州レジェンドツアー「アイリッシュ・レジェンド」でシニア初優勝。やや貫禄が増したが、実績十分なゴルフ力でまだまだ勝利を重ねそうだ。
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