<ジェネシス招待 2日目◇17日◇リビエラ・カントリークラブ(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>
週末への望みをつないだ。1オーバー・77位タイからスタートした松山英樹は、5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「70」をマーク。トータルイーブンパーに戻し、予選通過圏内に浮上してホールアウトした。それでも現時点の62位タイとカットライン上でのフィニッシュとなり、ラウンド終了時点で決勝進出を確定させるには至らなかった。
世界ランク4位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)、同5位のローリー・マキロイ(北アイルランド)との注目組でのプレーは2日目に突入。この日は午前組でのプレーで、ばん回を期す一日になった。スタートホールの10番はバーディで滑り出し。しかしそこから立て続けにピンチが訪れる。
ティショット、2打目とラフを渡り歩いた12番パー4でダブルボギーを叩くと、続く13番パー4もラフからパーオンに失敗するなどボギー。一時は予選通過が厳しい状況まで追い込まれた。それでも15、17番で1つずつスコアを伸ばすと、折り返し直後の1番、2番の連続バーディで持ち直し。ただ最終ホールをボギーとしてしまい、カットライン上のイーブンパーに再び後退、午後組の結果を待つ身になってしまった。
初日28.57%だったフェアウェイキープ率は、50%まで立て直した。とはいえ今週のツアー全体の平均飛距離が299.0ヤードのなか、この日の松山は285.7ヤード(初日は312.3ヤード)と抑え目。前日は「自分の状態(がよくない)です」と話していたが、その悪い感触が払しょくしきれていないこともうかがえる。
ホールアウト後は練習場へ直行し、アイアンからウッドまですべてをチェック。さらにアプローチ、パッティングの調整も施し、約2時間を過ごした。その間にはキャディやトレーナーと談笑する場面も見られたが、カットライン上を行き来する状態だったこともあり「予選を通ってたらいいな」とだけ話しコースを後にした。
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