常に真剣勝負に身を置き、戦いを続けるゴルファーたち。過酷な環境でクラブを振っているからこそ出る力強い名言、ウィットに富んだジョーク、そしてちょっぴり天然な迷言たちがある。そんな“ゴルファーのことば”を紹介。今回はちょっぴり天然な道産子の2勝目。
—————-
「ギャラリーもいないし、いいか」
2020年の「ゴルフ5レディス」で6打差の圧勝を飾った小祝さくらが発した一言。
最終18番ホール。優勝を決めるウイニングパットを流し込んでも、ただにこやかに笑うだけ。その理由は…。
「ギャラリーの方もいないし、特にやらなくてもいいかな」
実にほんわかとした小祝らしい理由。ガッツポーズなどが飛び出すこともなく、淡々とツアー2勝目を喜んだ。
小祝はこの勝利で黄金世代4人目の複数回優勝達成。2021年には4勝を挙げる活躍で、賞金女王争いに加わるなど飛躍のシーズンとなった。
ちなみに初優勝時もキャップのツバを触っただけだった。「ウイニングパットを打つ前にガッツポーズを考えていました。でも、どういう風にしたらいんだろうって思ったら、じゃあいいやって」とこちらも小祝らしい理由。最高のガッツポーズを魅せる日は来るのだろうか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>