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ダイキンでいよいよ女子ツアーが始まるけど、ツアーの出場権を失った選手はどうしているの?

2022年日本女子ツアーが「ダイキンオーキッドレディス」で、いよいよ3日から始まる。20歳前後の若い選手たちの台頭で毎週の如く激戦が展開され、大きな注目を集めている女子ツアーだが、大会に出場できる人数は限られている。若い選手が大勢出てくれば、当然のことながらツアーからはじき出される選手も出てくる。そうした選手たちは、何を考えてどういった活動をしているのだろう。青山加織に話を聞いた。
青山は07年にツアーデビュー。09年に賞金ランキング35位でシード権を獲得し、11年まで3年連続でシード権をキープ。そして13年に再度、シード権を獲得している。その後、シード権を逃し下部ツアーのステップ・アップ・ツアーに主戦場を移すが、毎年レギュラーツアーにも参戦し続けている選手だ。ステップ・アップ・ツアーでは4勝を挙げている。
「今は結婚して、長野県に住んでいます。今年はステップ・アップ・ツアーに出ながら、いろいろな仕事に挑戦したいと考えています」
レギュラーツアーに復帰してシード権を再び獲得するという目標はもちろんある。だが、青山が思い描くキャリアはそれだけではない。女子プロゴルファーのセカンドキャリアについて、考えるようになったという。
「地元でのレッスン活動はもちろんですが、東京に出張してレッスンをすることもあります。ほかにも試合の解説のお仕事や小さなプロアマのようなラウンドとか。知り合いの方とラウンドするときに、その方の会社のお得意様とプレーすることもあります。とにかく一生懸命やっています」
試合がなくてもスケジュールは仕事で埋まっている状態なのだとか。スケジュール帳は3カ月先まで予定がびっしり埋まっている。長野に帰れるのは、1カ月で1週間程度だという。小さな仕事も全力投球の日々が続いている。そんな話を聞いていて、2016年4月に熊本県と大分県を襲った最大で震度7を観測した地震を思い出した。青山が試合を休んでボランティア活動に尽力した、あの地震だ。
青山は軽トラックを自ら運転して物資の供給を行い、プロゴルファーという立場を通じて熊本の実情を世間に知らしめ全国に支援を呼びかけた。あのときの青山の勇気と行動力を知る者には、どんな小さな仕事にも誠心誠意、全力で向き合う青山の姿を想像するのはたやすい。
実は青山はレギュラーツアーで戦っているときは、岡本綾子の指導を受けていた。チーム岡本にはいろいろと厳しい決め事があったという。その決め事が、何事にも全力を注ぐ青山の人格に結びついたのではないだろうか。
「ツアーの第一戦でやっていたときは、岡本さんの指導を受けていたということもあり、いろいろな決め事がありました。例えば、シーズン中は個別のプロアマに出てはいけないとか、自分の練習が終わるまではファンサービスはしてはいけないなどです。ツアーは勝負をする場ですから」
まだたくさん決め事はあっただろうが、青山が話したふたつの決め事だけでも、ただ強くなればいいというのではなくその先に人としての成長がある決め事だというのが分かる。試合に出られるということを感謝し全力で己を鍛えろという思いが、そこにはうかがわれる。
「ツアーの第一戦から少し下がって気がついたのは、端的に言ってしまうと試合に出られないから稼げないわけです。そうすると先ほどお話ししたような仕事をすることになるのですが、試合の場以外のプロアマとかレッスンの世界で活動している女子プロは大勢います。そこでみんな必死になってやっているんです。私も負けていられません。まだまだ小さくしかできていませんが、人脈を生かし、それをつなげて大きく広げていきたいです」
今年の目標はもう一回シード権を獲得し、優勝することだという。セカンドキャリアも充実させなくてはいけない。やるべきことがたくさんあると、どっちつかずになってしまいそうだが、何事にも全力傾注の青山なら得るものがきっとあるはずだ。やさしい表情ながらも強いまなざしで未来を見据える青山の目が、それを確信させた。
「何年か前までは試合はもういいかな、と思っていました。それがコロナ禍になって、私は外に出て行きたいタイプなんだって気づいちゃったんです。だからとにかくレッスン活動やプロアマのお仕事に励みながら、試合に出ること。それがセカンドキャリアにつながるのが、今の目標です」
セカンドキャリアを充実させながら、ツアーの第一戦で活躍する。簡単なことではない。だが青山加織なら、何かを成し遂げてくれるのではないだろうか。引退をした選手たちは「勝てる」とか「勝ちたい」というふうに思えなくなった。それが引退を決意させたと言うことが多いが、青山は「勝ちたい」と言う。まだ手応えを感じているのだろう。青山のこれからに注目したい。(取材・土屋裕一、文・河合昌浩)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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