<インターナショナルシリーズ・タイランド 事前情報◇2日◇ブラックマウンテンGC(タイ)◇7507ヤード・パー72>
昨季の国内男子ツアー賞金ランキング3位で、ワールドランキング(WR)77位につける木下稜介。今年の「マスターズ」出場を目指して、微笑みの国・タイで大一番を迎える。
今年3月末時点でWR50位以内ならば、マスターズの出場が決まる。木下は滑り込みで切符を手にするため、WR上位64名が出場する「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」に出て“ラストチャンス”を伺う。今週はマッチプレーに出場するためにアジアンツアー「インターナショナルシリーズ・タイランド」でポイントの上積みを狙う。
先週の「ロイヤルズカップ」からアジアンツアーはタイで2連戦。この2試合で上位に入り、ワールドランキングポイントの上積みを目論んでいたが、先週は1打及ばず予選落ちに終わった。
「ショットはよかったのですが、パッティングが入らなかったです」とグリーン上で苦戦。
慣れない粘っこいラフにも苦戦を強いられたが、入国初日と5日目にPCR検査と隔離というタイの“水際対策”にも戸惑いがあったという。
気持ちを切り替えて迎えた今週。「コースは、少しアップダウンがありますが、パー5も2オンできるところが多く、スコアが伸びそうです。パッティングはタッチ重視で臨む予定です」と引き続きショットの状態はよく、パッティングを修正してバーディ合戦に臨む。
「先週ポイントを稼げなかったので、(マッチプレーに出るためには)今週優勝しかないと思っています。優勝目指してがんばります」。出場選手中WR最上位者は木下。“現実的な目標”に向かう。
また、先月末には今年の「全米プロゴルフ選手権」の招待状も届いた。「4大メジャーは昨年の全英に続いて2度目です。楽しみですし、モチベーションが上がります」と気合十分。「海外の試合は半分勉強」と話す木下。将来の米国男子ツアー参戦に向けて成長中だが、今週は結果も出しにいく。
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