<ダイキンオーキッドレディス 2日目◇4日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>
最後のホールが大きな落とし穴だった。初日3アンダー・4位タイでスタートした原英莉花は、この日5バーディ・3ボギー出回っていたが、最終ホールでダブルボギー。イーブンパーの「72」にとどまり、10位タイで2日目を終えた。
10番ホールからティオフした原は「前半はしっかり風を読んで、手前からプレーすることができた」と13番パー3でこの日初めてのバーディ。15番パー4では特有のコーライグリーンに対応しきれず3パットのボギーとしてしまうも、続く16番パー3、17番パー4で巻き返しの2連続バーディを奪った。
より風が強くなってきた後半には「風を意識しすぎた」とティショットが左右にブレ、2バーディ・2ボギーとスコアを伸ばすことができずに耐えるゴルフが続いた。そして迎えた最終9番、思わぬ展開が待っていた。
手前から12ヤード、右から9ヤードに切られたピンを狙った原の2打目はグリーン奥のバンカーへ。そこから寄せることができず、「ボギーパットが砂で跳ねてしまって…。難しい」と3パットを喫してダブルボギーを叩いた。初日もバーディが2人だけで最高難易度を誇った9番だが、2日目にバーディを奪った選手はゼロ。ピン位置も相まって“超”難関ホールとなった。
「風が強くてジメジメしていて。集中力が欠けていました。自分の技術が追いつかなかったなという感じです」ときょうのプレーを反省した。それでも「アイアンショットはそんなにブレてなかった」と初日課題にあげたアイアンの精度を修正することができた。
首位と5打差の位置で迎える決勝ラウンド。ここから“KINGエリカ”の逆襲が始まる。(文・笠井あかり)
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