先週はいよいよ国内女子ツアーが開幕。今週は舞台を沖縄から高知に移し、昨季賞金女王がタイトル防衛をかけて戦う。タイの名門コースで行われる米国女子ツアーには、渋野日向子らが連戦へ。米国男子ツアーは“第5のメジャー”が開催。先週と同じく、話題の尽きない一週間となりそうだ。
■国内女子「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」(3月11〜13日、高知県・土佐カントリークラブ、賞金総額8000万円)
2008年から行われている本大会だが、会場は一貫して土佐カントリークラブを使用。19年まではPRGRが大会冠に組み込まれていたが、20年からは特別協賛として明治安田生命保険相互会社を迎えて、現在の大会名となった。
昨年大会では稲見萌寧がプレーオフを制し、21年初優勝。その後7勝を積み重ねて賞金女王に輝くことになるが、今大会はその足がかりになったといえる。今季初優勝を自身初の連覇で飾ることができるか。
先週の開幕戦で念願のツアー初優勝を挙げた20歳・西郷真央は2週連続Vに挑む。また、今大会と相性の良い韓国勢、とりわけイ・ボミ、申ジエ、全美貞ら歴代覇者の活躍にも注目だ。
■米国女子「ホンダLPGAタイランド」(3月10〜13日、タイ・サイアムCCパタヤオールドC、賞金総額160万ドル=約1億8400万円)
先週はシンガポールの名門・セントーサGCで行われたが、今週はこちらもタイの名コース・サイアムCCに舞台を移す。名門から名門へ。今週も激闘必至だ。
渋野日向子は47位で終えた先週に続いて出場。米ツアー本格デビュー2戦目を迎える。シンガポールで日本勢トップの11位タイに入った畑岡奈紗や、笹生優花の活躍にも期待したい。
■米国男子「ザ・プレーヤーズ選手権」(3月10〜13日、米フロリダ州・TPCソーグラス ダイズバレーC、賞金総額2000万ドル=約23億円)
“第5のメジャー”と呼ばれるビッグトーナメント。会場はもちろん、フロリダ州の超難関・TPCソーグラスだ。名物17番ホールの「アイランド・グリーン」は、これまで数えきれないほどのドラマを生んできた。
今大会の優勝者に与えられるフェデックスカップポイントは、メジャートーナメントと同じく600ポイント。さらに翌年からのシード権もメジャーと同様の5年と、まさに準メジャーと呼ぶにふさわしい。
それだけに出場者の気合も並大抵ではなく、ジャック・ニクラスにフレッド・カプルス、リー・トレビノ、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン(いずれも米国)、グレッグ・ノーマン(オーストラリア)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)といったビッグネームが歴代覇者として名を刻んでいる。
日本からは松山英樹が出場し、今季3勝目を狙う。過去には8試合(うち1試合は初日終了後に中止)に出場し、トップ10入りを2度記録している。昨年大会では悔しい予選落ちを喫したが、今年はリベンジなるか。
■欧州男子「マイゴルフライフ・オープン」(3月10〜13日、南アフリカ・ピーカンウッドG&CC、賞金総額150万ドル=約1億7200万円)
欧州ツアーの新規大会が南アフリカのピーカンウッドで開幕。日本からは川村昌弘が出場する。
その川村だが、先週の「マジカルケニアオープン」予選ラウンドを2位タイで通過。週末に崩れて42位タイに終わったものの、ツアー初優勝への期待を抱かせてくれた。日本ツアーを主戦場とするショーン・ノリスなど、南アの強豪たちに立ち向かう。
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