<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇9日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>
渋野日向子が2022年初戦を終えてシンガポールからタイへ移動。米国女子ツアーのアジア連戦2戦目に向かう。本大会は昨年5月の開催で34位タイとまずまずの成績を収めた地。今年は米ツアーメンバーとして戻ってきた。開幕を翌日に控えた9日、大会を放送するWOWOWのインタビューに答え、意気込みを示した。
今季初戦は思うようなゴルフができず初日につまずいた。それでも最終日は「68」をマーク。何とかトータル1アンダーで終えたが、「悔いの残る1週間だったけど、最終日にいいスコアが出せていい終わり方はできた。また切り替えて頑張りたいです」と新たな試合に向けて気合が入る。
その最終日は後半のハーフを4バーディで締めることができた。「すべてパーオンできましたし、ショットの安定感もすごくよかった。こういうゴルフができれば。毎日できればいいなと思います」。いい流れで今週に入ることができそうだ。
正式にツアーメンバーとなり、周囲から声をかけられることも増えたと言うが、「結果的に上位にいくことによって実感すると思う」と、成績を出してさらにツアーになじむ構え。存在感を示していく戦いを続けていく。
大会前の練習では入念にコースをチェックした。「自分のゴルフは変わってきているので、去年よりはアグレッシブに行けるかなと思います」と、攻めの姿勢を崩さずに臨む。「グリーンのランがあまり出ないぶん、ダイレクトに狙って行ける。がっついて行けるように」と、例年バーディ合戦となる本大会の戦いかたを頭に刻みこむ。
「先週はよかった点も悪かった点もあったので、それを今週生かせるように、いい位置で終われるように頑張りたいです」。今大会が終われば2週後からはいよいよ米本土の戦いが待つ。まずはアジアから。渋野の新たな挑戦はまだ始まったばかりだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>