<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 事前情報◇9日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>
今季からクラブ契約フリーとなった原英莉花。先週の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(21位タイ)のラウンドを終えた直後には、「(クラブは)ちょっと慣れない部分はありますけど、もう少し調整して、という感じですね。手応えはあったかな」と話していたが、さまざまな試みを高知県のコースに入った後も継続している。
今週着手しているのは、ドライバーのシャフト選び。ヘッドはキャロウェイの『ローグST◆◆◆LS』で変わりはなさそうだが、「試合が重なるにつれて、つかまらなくなっていた。ここまでハードなシャフトを使っていたので、それを少し調整しています。何種類か打って、どれにしようか」と、テストを重ねている。開幕戦ではグラファイト デザインの『ツアーAD GP-5S』を挿していたが、そこに変化がみられるかもしれない。
また沖縄では、パターをオデッセイのピン型『トゥーロン サンディエゴ』を22年モデルに新調。コーライグリーンでのフィーリングのよさを感じ、20年のメジャー2勝や昨年の「大王製紙エリエールレディス」優勝に貢献してきたエースから変更していた。今週も「そのまま」というのが基本線にはなるが、昨年の「日本女子オープン」で最終日だけ使用したツノ型パターの再投入も検討している。
土佐CCのグリーンは、選手、キャディが硬くて、速いと口をそろえるほどの仕上がりをみせている。そこではインパクト直後の出球の安定性が重要というのが原の考え。「フックラインで一転がり目が少し左に出るのが気になっていたけど、それを今週やると下の方まで行ってしまう。嫌なイメージが沸くと上手くいかないので、練習しながら」。まずは交換したての新エースでストロークを見直すことが最優先になるが、ヘッドのチェンジも視野に入れ開幕に備える。
以前から苦手と話していたユーティリティも、「今のに変えて(キャロウェイ・APEX UW)打てるようになった」と安定。「アイアンはミズノさんのもの(JPX921)がしっくりきている」と、セカンドショットについては不安なくプレーできている。こういったクラブ面の調整と同時に、「自分のなかでイメージしてきたスイングをしっかりとコース内でできるようにラインをとっていきたい」という技術面もさらに固めていきながら、目標とする「春先での1勝」を目指していく。
【原英莉花の開幕戦クラブセッティング】
1W:キャロウェイ ローグST LS ◆◆◆ 9.0度 GD TOUR AD GP-5S 45.75インチ
3W:キャロウェイ 14度 EPIC SPEED◆◆◆ DG TOUR AD IZ-5S
4UT:キャロウェイ 19度 APEX UW DG TOUR AD IZ-5S
5UT:キャロウェイ 21度 APEX UW トゥルーテンパー SteelFiber i95
5I〜9I:ミズノ JPX921 N.S.PRO 850GH neo(S)
W:キャロウェイ JAWS FORGED 48、54、58度 N.S.PRO MODUS PROTOTYPE
PT:キャロウェイ TOULON SAN DIEGOパター
BALL:ブリヂストン ツアーB X
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