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「66」をマークしたトミー・フリートウッド　ヒゲを剃って髪を伸ばした意外な理由

＜ザ・プレーヤーズ選手権　初日◇10日◇TPCソーグラス（フロリダ州）◇7256ヤード・パー72＞
雷雨の影響で早朝から1時間スタートが遅れ、さらに4時間15分の中断もあった中、7バーディ・1ボギーの「66」をマークしたトミー・フリートウッド（イングランド）は、「とてもいい初日だったよ」とご機嫌だった。
10番から出て11番パー5で残り261ヤードからピ手前10メートルに2オン。バーディを奪った。16番パー5も3打目を1.5メートルに寄せてバーディ。18番パー4はグリー手メ前約15ヤードからチップインでスコアを伸ばし勢い乗り、1番で3.5メートル、2番パー5も3メートルを沈め3連続バーディ。終盤の8番パー3は7メートルを決めて7つめのバーディを奪った。
「ショットも良かったが、チップとパットがものすごくうまくいった。僕にとっては最高の出来。ひさびさに大満足だ」と胸を張った。
米PGAツアーとDPワールド（欧州）ツアーの両方でプレーをするフリートウッドにとって「パンデミックのこの2年、イングランドと行ったり来たりするのは決して簡単ではなかった」と世界ランキングは現在49位。昨年のフェデックスカップ・ランキングは137位で、今大会には前週の世界ランキング50位内のカテゴリーギリギリで出場資格を得た。米PGAツアーでは未だ勝利なし。DPワールドツアーは2019年の「ネドバンク・ゴルフチャレンジ」を最後に勝利から遠ざかっている。
「ここ数年いいプレーができていない。自分のフィーリングとショットがかみ合わない。調子が悪いと自信もなくなり、ゴルフはどんどん悪い方向へと進んでしまう」とフラストレーションを見せる。
その苛立ちを抑えるために、「ゴルフクラブを折るか、ヒゲを剃るか…というくらい苛立って。それでヒゲを剃ることにした。その代わりに髪は伸ばしている」という。
そのせいもあって、どこかすっきりした表情になったフリートウッド。「妻はヒゲがあるほうがいいと言うけれど…。お陰で15歳くらい、若く見えるんだ。アブダビで一緒にプレーしたビクトル（・ホブラン）とコリン（・モリカワ）は僕の顔を見るなり『年齢をグーグルしなきゃ』と驚いていたよ」と暫定ながらトップに立った31歳は笑う。
2日目も悪天候の予報だが、「みな同じ条件。明日プレーができなかったらゆっくり過ごす。勝負がつくまでここにいるだけだ」とニュールックで米ツアー初制覇を目指す。
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