ゴルフクラブを売る、買取、下取はお任せ!高額買取!

ゼビオグループ契約 リディア・コ選手が、 3/11 (土 13 30 よりジャパンゴルフフェア 2023 にてトークショーを行います。詳細はこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

最新ゴルフニュース

シニアのキングは4年でプロテスト合格 下地を作ったのはショートコースでのアプローチ練習だった【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】

50歳以上のレジェンドが集まる国内シニアツアー。今年は4月の「金秀シニア沖縄オープン」から14試合が行われる。昨年の賞金王は篠崎紀夫。身長162センチと小柄ながら、年間3勝を挙げて約3408万円稼いだ。レギュラーツアーでは1勝を挙げているものの、思うように活躍できなかった印象が強い。シニアツアーで強さを発揮したのは、独特の考え方や練習法があったからだ。そこで篠崎のゴルフ観や取り組み方について掘り下げる。(取材/文・山西英希)
■“サッカー推薦”がなぜか不合格で目指したプロゴルファー
1992年のプロテストに合格した篠崎は、国内男子ツアーの出場権をかけた予選会、クオリファイングトーナメント(QT)を突破できずに苦しい時期を過ごしたが、2006年のQTで3位になり、07年のレギュラーツアー出場資格を獲得。同年、「ANAオープン」で3人によるプレーオフを制し、プロ16年目でツアー初勝利を遂げると同時に初めて賞金シードも得た。その後、13年までに4シーズン、賞金シードを手にした。
50歳になった19年からシニアツアーに参戦すると、20年に初優勝を遂げ、21年は年間3勝を挙げて賞金王となった。篠崎が所属する千葉県の北谷津ゴルフガーデンは、国内女子ツアー賞金女王の稲見萌寧が小学生時代から練習の拠点としている。男子、女子、シニアのツアー対抗戦の「日立3ツアーズ選手権」では、 “北谷津同門対決”が注目を浴びた。
すっかり“シニアの顔”となった篠崎だが、アマチュア時代も含めて、決してエリート街道を歩んできたわけではない。シニアの世界に入ってから才能が開花したといっていい。
ゴルフを始めた年齢も遅い。同世代の丸山茂樹や藤田寛之らはジュニア時代からクラブを握っていたが、篠崎が本格的にゴルフを始めたのは千葉経済高校を卒業した1988年、18歳のときだった。両親がゴルフ好きだったこともあり、中学時代には自分用のクラブを与えられたが、小学校から続けていてサッカーの魅力には勝てず、ゴルフに心を奪われることはなかった。
高校卒業後もサッカー推薦で大学に進学する予定だったが、なぜか不合格。進路を考えた際、当時最強だったジャンボ尾崎が億単位の賞金を稼ぎ、高級車に乗っていることを知ると、プロゴルファーの道を目指すことになる。
■ショートコースを併設した練習場で技術を磨いた
当時はバブル真っ盛りでどこのゴルフ場でも研修生を受け入れてくれたが、ほとんどボールを打った経験のなかった篠崎は、ドライビングレンジである北谷津ゴルフガーデンの練習生となった。幸いだったのが、同レンジには18ホールのショートコースがあったこと。打席では飛距離よりもコントロール性を重視したショットを打つ技術を磨きながら、ショートコースでは芝の上からアプローチの練習をできたからだ。
アプローチ練習を日課のようにこなすことで、ショートゲーム力はすぐに上がった。「練習場連盟の研修会に行った際、先輩方はスイングがきれいなのに、アプローチになると “エッ!?”と思うようなミスをするんです。おそらく普段マットの上からしか打ってないからでしょう。その点、自分は芝の上はもちろん、芝が薄いライからでも練習していたので、瞬時に状況判断ができ、それに応じた打ち方が身についていました」と、他の研修生と差を作れたと篠崎は語る。
 
ちなみに、篠崎流アプローチの極意とは、絶対にしてはいけないミスを消すことだという。たとえば、グリーン手前にバンカーや深いラフがあるときは、トップしてもいいからショートは避け、グリーン奥が危険なときはチャックリしてもいいからオーバーしないように打つ。大きなミスを避けることがスコアをまとめるコツになる。
 
練習生になった当初は100を切ったことすらなかったがメキメキと腕を上げ、半年後には70台をマーク。3年後には研修生の全国大会で優勝し、いきなりプロテストの受験資格を得る。このときは「テストを甘く見ていた」こともあり、最終テストには進めなかったが、半年後の92年。研修会を勝ち上がって再び受験資格を得ると、今度は前回の反省を生かして最終テストも突破し、わずか4年でプロの資格を手にしたのである。
下積みを経ながらプロになって30年目に頂点に立った。53歳となる今年は、シニアの賞金王として恥じないプレーを心がけるだけという篠崎。今季は久保谷健一や横田真一、宮本勝昌など実力派のルーキーが大挙してシニアツアーに参戦してくるが、「そう簡単に彼らに負けるわけにはいきませんよ」と、迎え撃つ気満々だ。

■篠崎紀夫
しのざき・のりお/1969年10月24日生まれ、千葉県出身。身長162センチ、体重67キロ。92年プロ転向。プロ16年目の2007年「ANAオープン」でツアー初優勝。賞金シードは4シーズン手にしたが13年が最後。19年にシニア入りし、2年目の20年「マルハンカップ太平洋クラブシニア」でシニア初優勝を遂げるなど賞金ランキング2位に入る。21年は年間3勝を挙げてシニア賞金王となった。レギュラーツアー通算1勝、シニアツアー通算4勝。北谷津ゴルフガーデン所属。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

この記事のシリーズトップページへ

ピックアップコンテンツ

飛距離・スコアを上げたい

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アスリートゴルファー編
  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アベレージゴルファー編

これからデビュー・初心者向け

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン 初心者編
  • 世界のトッププロ達のスイング集

旬ネタ・スゴ技・エンタメなど

  • 話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」
  • マーク金井の試打職人

練習場イベント

10月の買取強化倶楽部 あなたのクラブ高く買い取ります

クラブを買う・売る

ゴルフ初心者の方へ

ページトップへ戻るページトップへ戻る