<JTBCクラシック 3日目◇26日◇アビアラGC(米カリフォルニア州)◇6609ヤード・パー72>
予選落ちの危機から解放された古江彩佳が“らしい”プレーを見せた。4つのバーディを奪ってボギーなし。安定したゴルフで46位からトータル5アンダーの28位タイに浮上した。
薄氷の予選通過を決めた2日目のホールアウト後、「あしたは気楽にというか前向きに回りたいな」と話していた古江。この日はその通りの気持ちでプレーできたという。
「気楽に回れたのが良いプレーにつながっていると思います。予選カットを気にしないで思い切ったプレーができる。攻めるプレーがしやすい」
この日は何ホールかのティイングエリアが前に出るなど、古江に言わせれば「伸ばしてください」という日。「ついて行かないといけないから頑張りたいという気持ちでした。そこでバーディが獲れたのは良かった」と日本ではあまり見られない、まるで違うコースのような1日でも、動じずに好プレーを展開した。
気楽さは切り替えにも奏功した。後半に入ってチャンスが決まらない展開が続いたが、「悔しいですけど、惜しかったな、まあいいかと思いました」とメンタルを整理。引きずることなくガマンを続けて、終盤16番、17番の連続バーディにつなげた。
いよいよ最終日。しかも海外メジャー大会前の最後の18ホールとなるが、古江はそれでも変わらない。「あしたはあしたで、自分のプレーができれば良い」。意気込みコメントも自分らしさを貫いた。(文・秋田義和)
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