<アクサレディス 最終日◇27日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>
またしても西郷真央にかわされた。6アンダーの単独2位で最終日を迎えた渡邉彩香だったが、「73」とスコアを1つ落とし、トータル5アンダー・13位タイで大会を終えた。
最終組でプレーしていた渡邉は、「勝ちたいという気持ちはもちろんあったけど、混戦だったので。1打差とか関係なく、やるべきことを」という気持ちでプレーに入ったが、前をプレーする西郷、山下美夢有、堀琴音らの伸ばしあいについていくことができず。前半9ホールをパーで並べるガマンのプレーが続いた。
後半に入り、初日イーグルとした10番パー5でこの日初めてのバーディを奪うと、15番でもひとつ伸ばして、首位と1打差まで浮上。ここで流れに乗るかと思われたが、思わぬ急ブレーキがかかった。
コース難易度1位の16番、打ち下ろしのパー3でティショットを左のバンカーに入れてボギー。17番パー4、そして8年前にチップインイーグルを奪ってツアー初優勝を果たした18番パー5でも短いパットが入らずボギーを喫した。「単純に集中力が欠けていた」と上がり3ホールで3つスコアを落とし、トップ10内からも転げ落ちた。
今季開幕戦でも首位で最終日最終組をスタートさせたが、16番ボギー、17番をダブルボギーとして失速。「ここ1カ月くらい、勝負所をつかみきれていない」とリベンジを果たすことができず、逃した勝利に唇をかんだ。
開幕戦、今大会と西郷に勝利を譲ることとなってしまった。「(スコアを落とした終盤を)詰めていかないと優勝できないですよね」。今季4戦の最終日はそれぞれ「75」「71」「74」「73」とスコアを伸ばしきれていない。「力感や集中の仕方とかを見直して、勝負所をつかみとれるようにしたいです」。次こそは、と気持ちを入れ直して、右肩上がりのプレーをみせる構えだ。
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