<金秀シニア 沖縄オープン 2日目◇8日◇かねひで喜瀬CC(沖縄県)◇6873ヤード・パー72>
2022年国内シニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープン」2日目が終了し、初日2アンダー・4位タイだったタワン・ウィラチャン(タイ)が、この日4バーディ・1ボギーの「69」とスコアを3つ伸ばしトータル5アンダーで単独首位に浮上した。
「午前中はドライバーが左右にブレていて、アプローチでリカバリー。なんとかしのぐことができました。風もあったけど、自分のコンディションがよくなかったです」と本人が話した通り、ウィラチャンは7番までパーをキープし続け8番で最初のバーディを奪取。
心配されていた手首の痛みはあるが、昨年ほどひどくはない状況だという。「手首は問題ありません。タイでもシニアの試合に3試合出て、3勝してきました。明日の最終日は、風が強いと分からないですが、集中して自分のやるべきことをやるだけです」と、ウィラチャンは話す。
初日4アンダーで首位タイ発進だった19年大会のチャンピオン手嶋多一は、3バーディ・3ボギーのイーブンでスコアを伸ばせず2位タイに後退。明日の最終日は1打差でウィラチャンを追う。
「きょうはダメです。スタートの1番はチップインバーディだったけど、パターも寄らないし、きのうのようなキレのある感じではなかった。バーディを獲れるようなゴルフじゃありませんでした」と、振り返った手嶋。この日は最終組で回り、プレッシャーのようなものを少なからず感じていたという。
あすの最終日は「ウィラチャンとは初めて回るんじゃないかな。そういうことも含めて、1打が大事になると思います。あすはパターがしっかり打てるように、きょうはゆっくり休みます」と手嶋。きのうもボールを打たなかったと話したが、きょうもボールを打たずにあすに備える。
2日間トータル4アンダー・2位タイには手嶋のほか、丸山大輔と塚田好宣が並び、3アンダー・5位タイには篠崎紀夫と高見和宏がひかえる。クセのある海風がつきものとなる沖縄の地での開幕戦。誰が制するのか興味は尽きない。
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