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3年ぶりのマスターズは1打及ばず予選落ち 金谷拓実が思い出した“初心” 

<マスターズ 2日目◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7510ヤード・パー72>
初出場だった2019年以来3年ぶりにオーガスタに戻ってきた金谷拓実。午後組で風のジャッジに苦しみ2オーバーと出遅れたスコアを取り戻したい2日目だったが、トータル5オーバー・53位タイでカットラインに1打及ばず予選落ちとなった。
出だしの1番からパーオンに失敗しボギー発進。すると3番パー4では、ピンまで130ヤードの2打目がアゲンストで届かず、25ヤードほどのアプローチを残した。それも4メートルと寄せきれず。パーパットを外し、さらにボギーパットもカップに蹴られダブルボギーを叩いた。続く4番パー3もボギー。序盤から4つ落とす苦しい展開となった。
ただ「スタートがよくなかったことで開き直れて、粘り強く、最後まで諦めずにプレーできた」と、これはいい“きっかけ”にもなった。そこから3つのバーディ(1ボギー)を奪ったことにつながったのもそうだが、「出だしで崩れてスコア伸ばすしかなかった。こういう積極的なプレーは忘れていた部分でした」という大切なことも思い出させてくれたという意味でも大きい。
東北福祉大2年だった18年に「アジア・パシフィックアマチュア選手権」を制覇。松山英樹に続き、その権利で翌年初めてオーガスタの芝を踏んだ。アマチュアながら予選を通過し58位タイ。今回プロになってからは初となる大会で、当時の記録を上回りたかったが叶わなかった。それでも「プレッシャーがかかった場面で、最初からもっといいプレーができれば」と、今後に生かせる経験もできた。
次週も米国男子ツアーで「RBCヘリテージ」(14日開幕)を戦う。その後一度帰国し、海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」(5月19〜22日)出場のため再び渡米する。「隔離もあるので」と、しばらくは日本ツアーにも出場せず、米国での試合に集中していく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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