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トップスノーボーダー姉・雅の活躍は大きな刺激 鬼塚貴理「ゴルフにゴールはない だから頑張れる」

将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー。22年は年間12試合の開催を予定しており。第1戦マイナビカップが4月12日に成田ゴルフ倶楽部(千葉県)で行われた。優勝を遂げたのは高知県出身の中野なゆ(22歳)。続く第2戦マイナビカップは4月21日に富士桜カントリー倶楽部(山梨県)で行われる。
マイナビネクストヒロインゴルフツアーに出場する方法は基本3つある。ひとつは出場希望をエントリーして、ファンの応援投票で上位に入ること。投票はマイナビネクストヒロインゴルフツアーのインターネットサイトで行われている。ふたつめは主催者推薦。そして3つめは前開催試合で上位5人に入ることだ。
第1戦マイナビカップで結果を表示したスコアボードの前に、唇を噛みしめた鬼塚貴理がいた。鬼塚の順位は7位タイ。成績による次戦の出場権を獲得することができなかったのだ。あとは成績上位者がすでに出場権を持っているか、出場を辞退する者が出て、繰り上げ出場の権利を得られるかだった。結果、鬼塚まで出場権は下りてきたのだが、昨シーズンに1勝を挙げている実力者だけに出場権獲得の厳しさがうかがえた。
鬼塚は2000年12月生まれの21歳。ゴルフを始めたのは8歳のとき。「テレビゲームの“みんなのGOLF”をやっていて、実際にやりたいと思った」のがゴルフを始めたきっかけだった。ゲームは6歳のころからやっていて、実際のゴルフもそう難しくはないと思っていた。だがボールを打ってみると、ゲームのようにうまくいかなかった。それが面白かったという。
両親がゴルフをやっていたわけではなかった。誰に教わるでもなく、ひとり黙々と近所の練習場でボールを打っていた。「最初は単純に、クラブがボールに当たるのが面白かった。飽きっぽいところがあるんですが、ゴルフはやめたいと思ったことがありません」と話す。
ゴルフと同時にやっていたのが、スノーボードだった。北京五輪にも出場した日本のトッププロスノーボーダーの姉・雅(みやび)と一緒にプロを目指していた。ところが、その気持ちがいつの間にかゴルフへと移っていった。「小学5年のころ全国大会に出るようになって、なんとなくプロを意識するようになりました。スノボはいまでも大好きな趣味です」と鬼塚。
姉・雅はひとあし早くプロの世界で活躍しているが、鬼塚はJLPGAのプロテストにまだ合格していない。「高校を卒業して受験した最初のプロテストが、一番惜しかったです。いまよりもショットが安定していました」と振り返るように、最初のプロテストは19年で最終テストまで進み、あと一歩で悔し涙を飲んだ。
20年、21年のプロテストは2次予選を不通過。だがこれで「スイングを変えた時期があって、それが原因で調子を崩していたのだと思います。飛距離を伸ばそうとしたところがあったのですが、私は昔からショットメーカー、その長所を伸ばしていこうと思いました」と話すように気持ちを切り替えることができた。
プロテストに失敗した直後だった。21年マイナビネクストヒロインゴルフツアー『Sky New Normal Ladies Cup』で優勝を遂げたのだ。
「プロテストのときは、ティショットが荒れすぎていました。マイナビで勝ったときも曲がっていたのですが、多少の曲がりならパーを獲れる。耐えていれば、チャンスで攻めるゴルフができる」と再認識し、優勝したことで「自信になった」と話す。
性格はマイペースの人見知り。試合中はずっと、目の前の一打のことを考えている。常に自分のゴルフを見つめている。そんな鬼塚のそばには、いつもオリンピアンの姉・雅がいる。「姉の活躍を見て、私も頑張らなくちゃなって思います。練習量もすごくて、学びになっています。マイナビで優勝したときはインターネットで見ててくれて、最後18番をボギーで勝ったんですが、“そこは決めてほしかった”なんていわれちゃいました。次に勝つときはバーディかパーで勝ちたいです」と、前を向く。
昨シーズン1勝できたので、今シーズンは2勝が目標。そして大事なのは、プロテスト合格。「私にとってゴルフは終わりのないもの。マイナビで優勝して、プロテストに合格して、ツアー優勝して。目標はずっと続いていきます。ゴールがないんです」。マイナビネクストヒロインゴルフツアーで己を磨き、鬼塚は上のステージを目指し続ける。
日米のツアーで活躍する古江彩佳、西村優奈、吉田優利、安田祐香ら同世代のプロたちに後れをとってはいるが、鬼塚に焦りはない。どこまでもマイペースに自分を見つめている。鬼塚のいまの努力が実る日が来るのは間違いないだろう。悔しさがある限り、人は成長するのだから。そして「ゴルフにゴールはない」という思いがあるからこそ、鬼塚の成長が止まることは決してないのだから。(文・河合昌浩)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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