12日、米LPGAツアー創設者のひとり、シャーリー・スポーク氏がカリフォルニア州パームスプリングスで死去した。94歳だった。LPGAツアーが発表した。
1927年にミシガン州デトロイトで生まれたスポーク氏は、1950年にLPGAツアーを創設した13人のうちの一人。ツアーでは未勝利ながら、同ツアーでティーチングとクラブプロ部門の設立に尽力した。
スポーク氏はLPGAツアーの殿堂には入っていなかったが、3月、同ツアーはスポーク氏を含む殿堂入りを果たしていなかった創設者メンバー8人を、名誉部門で殿堂入りすることを発表したばかりだった。
「殿堂入りをすることはとても光栄に思う。ティーチング部門をゼロから1700人に育てたことは、私にとっては大きなトロフィー」とスポーク氏は喜びを語っていた。
パームスプリングスで暮らしていたことから、カリフォルニア州で行われるメジャー初戦の「シェブロン選手権」を毎年観戦。また、アリゾナ州で開催の「コグニザント・ファウンダーズカップ」では、マリリン・スミス氏ら他の創設者とともに18番グリーンで選手たちがホールアウトするのを毎年見守っていた。
LPGAツアーのコミッショナー、モリー・マーコックス・サマン氏は「シャーリーは私のスイングを良くしようとしてくれただけでなく、LPGAツアーの将来をサポートしてくれた。LPGAツアーのために尽くしてくれた彼女の人生にとても感謝したい」とコメントを発表した。(文・武川玲子=米国在住)
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