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馬刺し堪能で好発進の西村優菜　でも…ご当地グルメは「牛タンのほうが…」

＜KKT杯バンテリンレディス　初日◇15日◇熊本空港カントリークラブ（熊本県）◇6499ヤード・パー72＞
肥後の国・熊本はグルメも豊富だ。天草で獲れる魚介もおししいし、辛子レンコン、一文字ぐるぐるなど、ほかでは味わえないものも多い。なかでも馬刺しはやはり一番の名物だ。
その馬刺しを堪能し、初日から好スタートを切ったのが西村優菜。1イーグル・3バーディ、5アンダーの2位と、今季初優勝を狙える位置から残り2日間に入る。
「開幕から3試合は優勝争いをさせていただきましたが、そこから自分のゴルフに悩んだ」と、結果が出ない数試合は苦しかったと話すが、よく考えれば、「そこまで悪くない」と自己分析できた。「めげずに、先週からは気持ちも楽にできています」と笑顔が戻った。
開幕から好結果がでたことで、「焦りが逆に出てしまった」と優勝を逃したことに不安が募ってしまっていたが、いまでは頭はクリア。この日も「たくさんラッキーもあったけど、イイ流れでできた」と、惜しいパットもありつつ、スコアをまとめることに成功した。
14番パー4では残り140ヤードから7番アイアンを振り抜きカップ手前から転がしてカップイン。イーグルも奪った。「100点のショットが打てた」とショット力で勝負の西村にとっては、好調を裏付ける内容だ。
「明日も60台を目指したい」と明るい表情で週末に入るが、今週はゴルフ以外でも笑顔がはじける。「馬刺しを食べました。好きです」と舌鼓を打つ。昨年の宮城でも牛タンにはまたという西村。「牛タンには勝てないけど…」と、馬刺しの挽回はこれからだという。
その宮城では前週から2週連続優勝を果たすなど、ご当地グルメは吉兆。小柄な元気娘が、熊本で馬力を付けて勝利に向かう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>