<フジサンケイレディスクラシック 初日◇22日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6447ヤード・パー71>
先週初優勝を遂げ、2週連続Vをねらう植竹希望は、5バーディ・2ボギーの「68」でプレーし、3アンダー・6位タイと上々のスタートを切った。
優勝できたことによって気持ちに余裕が生まれ、以前から試してみたかったというカーボンシャフトの58度ウェッジをセッティングにいれている。3つスコアを伸ばして迎えた6番パー3では「52度で打つか悩んだけど、試しに使ってみたい気持ちが勝ってしまった」とその58度を選択。しかしスピンが入りすぎて止まってしまい、1.5メートルのパーパットを沈めることができずにボギーとした。「その1回のミスからは(使いたい)気持ちを抑えて」と、スコアメイクにしっかり集中したという。
そんな植竹の新兵器だが、実戦投入して役立った場面もある。16番パー5ではセカンドショットをあごの高いグリーン手前のバンカーに入れたが、しっかりパーセーブした。「きょうの場合は、(昨晩)雨が降ってコース管理の方々に水を取ってもらった後なので、バンカーがよくしまっていました。フェースを開いてボールだけを拾うイメージができていたので」と、この状況を想定してバンスを8度から6度に変更したことも、併せて功を奏した。
前半3アンダーで折り返したが、後半は「集中力が散漫するミスが多かった」とバーディとボギーがひとつずつ。「5アンダーくらいまでは伸ばしたかった」初日だが、6ホール、2時間に渡るプレーオフを繰り広げた先週の激闘の疲れが「知らないうちに」溜まっていたようだ。
「体力をつけていかないと」と話すその顔には疲れも見えるが、「睡眠が一番大事だと思うので、きょうはいっぱい寝ます。11時間くらい寝たいです(笑)」と笑顔を浮かべる。2日目のスタート時間は午前11時15分。睡眠時間は十分に取れそうだ。(文・笠井あかり)
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