<パロス・ベルデス選手権 事前情報◇27日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6258ヤード・パー71>
米国女子ツアー6勝目を挙げて喜ぶ畑岡奈紗のもとに、関係者たちが集まってウォーターシャワーが始まる。そのなかの一人に同じく出場していた古江彩佳の姿があった。
祝福だけではない。9ホールに渡ってプレーを見ていた。「最近までは自分のプレーしか見ていないというか、感じていなかった。だけど、“いいプレー”というのを見れて刺激になりました」。2つ上の先輩から、“勝つ選手のゴルフ”を学んだ。
そして今週は新規トーナメントに挑む。同じカリフォルニア州でも先週とは趣(おもむき)が変わり、アップダウンが激しいコースが舞台となる。「アップダウンがあっても、風もあったら結構抜けていますね。木がないところは風を意識しながらやらなければいけないかな」と今週もマネジメントがものを言いそうだ。
一方で、グリーンは先週と同じく気まぐれなポアナ芝。「パッティングは苦戦するかもしれないですけど、自分の思った通りに打てればいいかなと思います」。芝目が強く、思ったところに転がらずとも、決してブレてはいけない。これまでの経験から分かっている。
「今週は自分のプレーができるように、しっかりと集中して頑張ります」。今週、先輩はいないけれど。次に会ったとき、いい報告をするためにも自分のゴルフを貫きたい。
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