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ゴルフ界が救ったウクライナのアマチュアゴルファー“ミーシャ”の今

先週、米フロリダ州ネープルズで開催されたトップアマが集まる大会として知られる「テラコッタ招待」(4月29日〜5月1日)を9位で終えたミハイロ・“ミーシャ”・ゴロドは、最終日を「73」とオーバーパーにしたことを悔しがったが、それでも「毎日ゴルフをプレーして、もっともっとうまくなりたい。それをコースで発揮したい」と希望を語った。
15歳のミハイロ・ゴロドくん、通称“ミーシャ”が米フロリダ州、オーランドに到着したのは3月11日。ウクライナ、キーウの出身で母のヴィタさんと、ロシアの侵攻を受け戦況が日々悪化する母国から4日間かけて到着した。
ゴルフ大国ではないウクライナだが、ミーシャは昨年、ウクライナ出身のゴルファーとしてはじめて全米ゴルフ協会(USGA)が主催する「全米ジュニア」に出場を果たした。それ以外にもこの2年間、全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)のジュニアトーナメントにたびたび出場している。
そんなミーシャがプレーを続けられるよう、米ゴルフ界が渡米をサポートした。
フロリダ州にアカデミーを持つスイングコーチのデビッド・レッドベター氏がミーシャを空港で出迎えた。「彼に練習場を提供する」と自らのアカデミーを解放。またオンラインで寄付金を募り、ミーシャの米国生活を支える活動も開始した。
ミーシャにとって始まったアメリカ生活は日々驚きが待っていた。到着3日後には、PGAツアーの本拠地で開催されている「ザ・プレーヤーズ選手権」を訪れた。ローリー・マキロイ(北アイルランド)と記念撮影、ジャスティン・トーマス(米国)、ジョン・ラーム(スペイン)の組に「オナラリーオブザーバー」としてロープ内でプレーを観戦。4月の「マスターズ」には、開幕前夜の米国ゴルフ記者協会の主催する晩餐会に招待され、オーガスタ・ナショナルGCも訪れた。
「本当にすばらしい経験をさせてもらった。これだけの支援をしてくれたたくさんの人々にとても感謝している」と流ちょうな英語でインタビューに応えた。
「すごくいいことが続く反面、一方では悪いことが続いている」とミーシャ。
母のヴィタさんはミーシャを米国に無事届けるとキーウへと戻っていった。父のオレグさんは戦争が終わらないとウクライナから出国することができない。祖父母もキーウに留まったままだという。
「僕のアメリカでの生活は素晴らしい。練習はいつだってできるし、ゴルフはうまくなったと思う。だけど家族はまだウクライナにいる。それを考えるととても苦しい。幸いなことにまだ家族と話すこともできるし、インターネットが繋がってフェイスタイムもできる。だけど家族と離れたのは僕にとってははじめてのことで、とても心細い」と15歳は不安も口にした。
父の影響で6歳のときにクラブを手にしたミーシャ。10歳から本格的にプレーを始めたそのゴルフコースは今、ロシア軍により攻撃された。「ときおりノスタルジックな気持ちになる。僕がゴルフのすべてを学んだ場所は破壊された」と自身のソーシャルメディアに綴っている。
現在、世界アマチュアランキングは542位と決して高くない。今後もクォリファイに挑戦しながらジュニアトーナメントの出場を目指すミーシャに、平和が訪れる日はまだまだ遠い。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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