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ミケルソンに追い風？　サー・チャールズが激白「タイガーといるのは楽しくないが…フィルは違う」

4000万ドルをギャンブルでスッたとか、サウジの新リーグ全試合に出場するとか…。日々ゴルフ界を騒がせているフィル・ミケルソン（米国）。現在は「ツアーから距離を置く」と自ら欠場をしているが、その原因となったインタビューが収録されている本が5月17日、ミケルソンが昨年メジャー最年長勝利の記録を達成した「全米プロ」（5月19〜22日・米オクラホマ州）の開幕2日前にいよいよ発売される。
ゴルフライターで小説家でもあるアラン・シップナック氏が「フィル：歓声を破る（許可されていない）・輝かしいゴルフスーパースターの自叙伝」と題するもので、その中に掲載されたインタビューで語ったミケルソンの発言が一部流れ、PGAツアー、サウジの新リーグからさえも批判の的となっていた。
だが6日、今度はタイガー・ウッズ（米国）とミケルソンの両方と親交のあるNBA（米プロバスケットリーグ）のレジェンド、サー・チャールズことチャールズ・バークレーのコメントが一部公開された。
「フィルがこれだけ長く活躍できるのは、フィルがとても楽しい人生を送っているからだ」とバークレー。
「タイガーはものすごくたくさんのトーナメントに勝っているが、あまり楽しさがないのは間違いない。タイガーのほうがゴルファーとしては上だろう。あの才能は尊敬する。しかし、タイガーと一緒に居るのは決して楽しくない。彼の周囲に居る人々はみなとても緊張していて、何かを言うことをとても怖れている。タイガー自身もいつも自分が敵に囲まれているように行動している。勘弁してほしいよ。タイガーは一人のゴルファーにすぎない。一方でフィルと一緒にいたら、楽しい時間になることは保証する。彼は人々を気持ちよくさせ、彼の周囲に居る人はいつも笑っている。これはものすごく大きな違いだぜ」
ゴルフを愛するバークレーはタイガーとは長年の友人だが、ミケルソンとは2020年に“ザ・マッチ”でペアを組み、NBAのスーパースター、ステフィン・カリー＆NFLのペイトン・マニング組と対戦して以来のつきあいだという。
ディフェンディングチャンピオンとして復帰するかが注目されるミケルソンにとっては、追い風となるのか？　全米プロの最終出場選手は9日に発表される。（文・武川玲子＝米国在住）

<ゴルフ情報ALBA.Net>