ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回はアジアパシフィックオープンゴルフ ダイヤモンドカップが行われている大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)から。
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大会初日。ホールインワンが二つ出た。一つはアジアンツアー枠で出場中のスラジット・ヨンチャロエンチャイ(タイ)が4番で達成したもの。もう一つは片岡尚之。14番ホールでティショットを放り込み、試合では自身初となるエースとなった。
「めちゃめちゃうれしかったです。いい感じに打ててピンのほうへは向かってくれました。ピン位置が難しかったので、近くに寄ってくれればいいなって思っていたら、まさか入るとは」。
ホールインワン賞が設けられているのは16番(決勝ラウンドのみ)とあって、賞金300万円はゲットならず。しかし、大会事務局から30万円が贈られた。「賞金もうれしいですし、スコア的にも助かりました。おいしいものを食べたいですね(笑)」と顔をほころばせた。
ジュニア時代から数えれば何度もホールインワンを経験しているという選手も多いが、片岡は意外にも「プライベートで人生初エースが今年の3月」だという。「2歳からゴルフを始めているのにずっとなかったので、(自分は)『ホールインワンしない人』だと思っていたんですけど、『ホールインワンできる人』だと思いました。前よりはイメージが湧きます」。自身への認識を改めた24歳。ここから“量産態勢”に入るか!?
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