<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第3戦ASO COLLEGE GROUP Design your future cup 事前◇16日◇麻生飯塚ゴルフ倶楽部(6407ヤード・パー72)>
将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(以下MNGT)。22年は年間12試合を開催する予定で、いよいよあす17日に第3戦ASO COLLEGE GROUP Design your future cupが麻生飯塚ゴルフ倶楽部(福岡県)で行われる。
麻生飯塚ゴルフ倶楽部は、日本男子ツアー「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント(6月9日〜12日)」が開催されるコースで、2013年の日本シニアオープンも開催されているタフなチャンピオンコースだ。
「狭いという印象で簡単ではないのですが、私は嫌いなコースではありません。狭いとそれだけ集中できるんです」と、話したのは坂口瑞菜子。坂口はMNGT第1戦で4位タイ、第2戦では15位タイに入り、成績をポイント換算するマイナビポイントの上位者として今大会の出場権を獲得している。
あすの本戦はさらに上位を狙っていきたいところだが、そんな坂口に思わぬ助っ人が現れた。というのも、ツアープロの藤島晴雄がこの日のプロアマ大会で同組だったのだ。藤島は麻生飯塚ゴルフ倶楽部をよく知る男。それだけにアドバイスのひとつひとつがアドバンテージにもなる。
「コースマネジメント、ショットの狙いどころを教えてもらいました。最近はボギーが多いので、狙いをしっかり考えます。外しても次のショットが簡単に打てるところにいくように、教えていただいたことを参考にしっかりマネジメントしていきます」と坂口。
藤島にはスイングも見てもらい、「上から入りすぎて振り遅れ気味だから、もっと横からスィープにヘッドを入れていくようにと、アドバイスをもらいました」と、藤島とのラウンドの幸運をよろこんでいた。
グリーンも要注意だと坂口は言う。6月に男子ツアーの開催を控えているだけに高速グリーンなのかと聞くと、「それがいまはまだ重いんです。傾斜が強いグリーンなんですが、イメージしたよりも浅めにラインを描かないと」と話し、「セーフティに攻めてパーをセーブして、チャンスが来たら積極的にバーディを狙う。そうしていれば、結果はついてくると思います」と続けた。
今大会は坂口の地元である福岡県での開催。実家から通いリラックスして試合に臨めているというだけに、メンタルも上々の様子。「目標はトップ5に入ること」と言っていたが、その上を狙っていることは瞳の輝きが語っていた。藤島のアドバイスをどう生かすか、あすのランドが楽しみだ。(文・河合昌浩)
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