ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「ブリヂストンレディスオープン」が行われる袖ヶ浦CC 袖ヶ浦C(千葉県)から。
渋野日向子の今季国内ツアー初戦で盛り上がる千葉の会場。場所を移し、4日間へとリニューアルされる大会に華を添える緊急参戦となった。ともに戦ってきた選手たちから、ハグやグータッチで出迎えられた渋野。17日に練習ラウンドをともにし「すごくひさしぶりに会いました。元気そうでよかった」と笑顔を見せた青木瀬令奈も、再会を楽しみにしていたひとりだ。
渋野が日本を主戦場にしているころから、練習ラウンドや食事をともにした“お姉さん的”存在。米国に渡ってからも、お互いの活躍を確認し連絡を取り合う仲だ。そして今週ひさびさに“妹”とプレーし、「たくましくなったな」と感想を抱いた。
そう感じたひとつのシーンが、練習ラウンド中の渋野が560ヤードの9番パー5で雨のなか披露した“直ドラ”。「私もよく使うけど、雨がしとしとと降っている状況では使わない。こういう状況でも使うんだなって、見てました」と目を丸くしたようだ。
ちなみにウッドの技術に定評のある青木が直ドラを使う時の条件は…。
「左足上がりで、横風が強く、球が浮きすぎるのが嫌な時のパー5のセカンド。木の下を通す時は、フェアウェイからでもラフからでも打つ。あとは距離が長くて自然にスライスかけたいけど、スプーン(3番ウッド)だとかけきれないときはパー4のセカンドでも使います」
さて、渋野は本番でも直ドラを発動させるのか? その時の条件は? そんな部分にも注目しながら観戦を楽しみましょう!
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