5月に入ってもパター部門ではオデッセイの好調が続いており、5月9日〜15日までの週間売り上げランキングを見ると、人気上位のモデルには大きな変化がなかった。しかし、PGA TOUR SUPERSTORE入間店の宮原伸悟さんに話を聞くと、ゴルフショップの現場では人気パターに新しいトレンドが生まれつつあるようだ。
「今年はとにかくブレードパターがよく売れてます。ここ数年は大型マレットに人気が集中していたのですが、今年は『TRI-HOT 5K』や『トゥーロン』、さらにピンの『PLDミルド』などのシリーズでも、ブレード型を購入するお客さんがすごく多い。ブレード型の定番でもある『スコッティ・キャメロン』は人気がありすぎて品薄状態。お店に入荷したら即完売してしまいます」
さらに宮原さんによるとブレード型の中でも、よく売れるキーワードがあるという。
「お客さんからのニーズを感じるのは削り出しのミルドパターです。今年の新モデルで言えば『PLDミルド』や『トゥーロン』など5、6万円するパターでも削り出しということで納得して購入される方が増えました。打感にこだわるゴルファーが以前より増えてきた印象です」
一時期、パターは大型化が進み、高慣性モーメントを追求したパターが人気を集めていたが、今年は削り出しブレードパターへの回帰現象が起きているようだ。
■パター売り上げランキングトップ3
1位 オデッセイ ホワイトホット OGシリーズ
2位 ピン 2021シリーズ
3位 オデッセイ TRI-HOT 5Kシリーズ
※データ提供/矢野経済研究所
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