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“イソギンチャク”に阻まれ「ダボ、ダボ…」 渋野日向子は5オーバーに「切り替えて頑張りたい」

<全米女子オープン 初日◇2日◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638ヤード・パー71>
3バーディ・4ボギー・2ダブルボギーで5オーバー。今季メジャー第2戦初日の結果を受けた渋野日向子は、「悔しいラウンドだった」と前置きしながらも「要所要所いいところはあった。そこはいい風にとらえたい」と前を向いた。ホールアウト時点で126位タイ。2日目は必死に予選通過ライン突破を目指すことになるが、歯を食いしばっていく。
青写真が狂ったのが、スタートからの2ホール。ジョージア・ホール(イングランド)、ソフィア・ポポフ(ドイツ)との“全英女王組”でのラウンドとなったが、1番からミスが続いた。バンカーからの2打目がクリーンヒットせず、さらにボールは開幕前に「イソギンチャクみたい」と形容したワイヤーグラスの前に。すると続く3打目がそれを直撃し、ボールは真横に飛んで行った。
ここをダブルボギーとすると、2番でもティショットをまたもワイヤーグラスが茂る部分に落とし、出すだけという状況に。まさかの2連続ダボからメジャーが始まることになった。「気持ち的に少し緊張感はあったし、スタートからいいショットが打てなかった。それでダボ、ダボ…」。大舞台の空気は、やはり何度味わっても独特だ。ただその後は切り替え、8番までと設定されたアウトコースは4オーバーのまま。10、11番の連続バーディで一時は2オーバーまでスコアを戻した。
「最初の2ホールでガタガタ落ちましたけど、その後はチャンスにつく回数も多かった。あとはパッティングが入ってくれればというのも何個かあった。前半はよく耐えたかな」。このあたりがポジティブに考えられる部分だ。とはいえ、もちろん反省点がないはずはない。後半に入ると、ドライバーは落ち着きを取り戻したものの、今度はグリーンを狙うショットが定まらない。「かみ合わない1日だったな」。そんな言葉も漏れる。
終盤の14番からは3つのボギーを叩き、結果的に苦しい立場に追い込まれた。フェアウェイ、グリーンもメジャー仕様なうえ、午後組のコンディションがその難易度に拍車もかける。「ミスしてしまうと、(グリーン)下に落ちたり、奥に行ってしまうことが多かった。そのミスを明日以降は防ぎたい」。この教訓を無駄にせず、2日目のラウンドに生かしたい。「切り替えて頑張りたい」。果敢にバーディを狙っていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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