<全米女子オープン 2日目◇3日◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638ヤード・パー71>
畑岡奈紗が2日目のラウンドを終えて、トータル1オーバーの36位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。
この日は5バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「72」。スタートホールのパー5でいきなりダブルボギーを叩いたが、後半のパー5はきっちりバーディを奪取した。「ダブルボギースタートでどうなることかと思いました。バーディがきてもボギーがくるかなり苦しい展開ではあったんですが、しぶとく最後までプレーできました」と、畑岡。
スタートホールはティショットをバンカーに入れ、そこから右のブッシュへ。木が少しかぶっていたので「左側から行こうと思っていたら、右に出て木に当たって戻ってきた」というバタついたプレーとなってしまった。
「すごく大変でした。落ち着いてプレーしようと自分に言い聞かせてやっていましたが、それが裏目に出てしまうじゃないですけど、結局は5オン……。パー5は獲りたいホール。そこでダブルボギーのスタートは本当に苦しかったです」と、振り返る。
初日のプレーを合わせて「ここまで10個のバーディを獲っていて、スコアがオーバーパーになっているのが本当に悔しいです。あす以降はショートサイドのミスがないようにして、もったいないボギーだけしないように、しっかりスコアを伸ばしていけるようにします」。パーを重ねるのが精一杯、というゴルフが続いたわけじゃない。バーディは獲れている。それだけに悔しさは大きいのだが、プラスに考えればまだまだスコアは伸ばせるということ。
「バーディ数だけでいえば、トップに立っていてもおかしくないスコア。本当にもったいないミスが多かったなとは思います。ショットは一方向に曲がっているのならいいのですが、左右両方に曲がっているのでコース上では少し考えながらやっています」
ボギーのイメージが強く残りすぎていて、ピンにつくショットを打ってビシッとパターで決めるという感覚が薄いのだと畑岡は言う。だがバタつきながらも、バーディを獲れている。残り2日間、どこまでバーディを量産することができるか。昨年大会はプレーオフで悔し涙を流した。その雪辱を果たすことができるか。畑岡の巻き返しに期待したい。
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