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世界ランク日本上位者やパラリンピック出場者も 障害者ゴルファーの腕前にプロもビックリ

<ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 事前情報◇8日◇麻生飯塚ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6809ヤード・パー72>
新規開催トーナメントの「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」が、いよいよあす9日(木)から麻生飯塚ゴルフ倶楽部(福岡県)で開催される。前日のこの日はプロアマ大会と、地元の小中学校に通う障害者支援学級の生徒たちを招いてのスナッグゴルフ大会が『ASO飯塚チャレンジドゴルフフェスタ』として行われた。
今大会のプロアマ大会は、通常のトーナメントとはひと味違っている。通常であれば主催者が企業の関係者を集めてプロたちとのラウンドを楽しむことが多いのだが、今大会では障害者ゴルファーを招待。障害者ゴルファーふたりがプロとラウンドする3人1組のチャレンジドプロアマとして行われた。参加したのは障害者ゴルフ世界ランキング日本選手上位者をはじめ、パラリンピックの陸上やスノーボードの選手などの障害者トップアスリートたちだった。
大会を主催する麻生グループは1985年に第1回大会が開催された「飯塚国際車いすテニス大会」の旗振りを麻生セメント麻生泰社長(現・特定営利活動法人九州車いすテニス協会理事長)が積極的に行うなど、障害者スポーツに対して一般社会の認知が低い時代から支援し続けている。そして「飯塚国際車いすテニス大会」は2019年までに35回開催され、現在では参加14カ国1地域、参加選手は100人を超える世界に誇る大会にまで発展。また、麻生グループでは障害者スポーツ選手のおかれた練習環境や労働環境上の課題を解決するために、シーズアスリート(C’s Athlete)という障害者スポーツ選手雇用センターを設立している。
そんな背景もあり、今大会で障害者ゴルファー参加のプロアマ大会が開催されたというわけだ。ちなみにシーズアスリートのシーズ(C’s)のCはチャレンジ(Challenge)のCである。
「ツアーのトッププロとラウンドはとても勉強になりました。それも試合のセッティングでプレー。大きな財産です」と話したのは時松隆光とラウンドをした吉田隼人氏。吉田氏は23歳のときに右足がつぶれる交通事故に遭った。その後、接合手術をしたものの感染症を発症し、2年後に太モモの半分から先を切断することになったのだという。ゴルフは右大腿切断後にリハビリで始め、いまではPGAのティーチングプロの資格を取り、障害者ゴルフ競技にも参戦。USGA(全米ゴルフ協会)R&Aが発表している世界障害者ゴルフランキング(WR4GD)では、43位に位置しているトップランカーのひとりだ。
一緒にプレーした時松に吉田氏のゴルフについて聞くと、「本当に上手でした。距離も出るし、アドバイスをする必要なんてありませんでした。私のほうがパワーをもらったくらいです」と話したほどである。
吉田氏が大きな財産だと喜んだのには訳がある。6年後に米国ロサンゼルスで開催されるパラリンピックでゴルフが競技種目に採用されるよう、USGAが国際大会を今年の7月から開催するのだという。その大会に参加が決まっており、今回のトップツアープロとのラウンドが吉田氏のチャレンジを後押しする財産になったのだ。
吉田氏とともに米国に遠征することが決まっている小山田雅人氏も、この日のプロアマ大会に参加できたことを喜んでいた。「グリーンの読み方が参考になりました。USGAの大会では、同じようなツアー仕様のグリーンになると思います。パラリンピックで競技種目に認定されれば、障害者ゴルファーがもっと増えると思います。頑張ってきます」と話した。小山田氏は右前腕を切断しているが、世界障害者ゴルフランキング38位の実力を持ち、吉田氏と同じくティーチングプロの資格を持つ。
炭鉱のぼた山があった地に、今大会開催コースの麻生飯塚ゴルフ倶楽部は造られた。今年で麻生グループが150周年を迎えて、そのイベントを飯塚で行うことが検討された。そして、麻生グループ発祥の地ともいえる麻生飯塚ゴルフ倶楽部で男子ツアーのトーナメントが開催されることになったと、大会実行委員長を務める麻生健氏(学校法人麻生塾・麻生専門学校グループ理事長)が今大会開催のいきさつを教えてくれた。そして「私があるチャリティイベントに行ったときに、時松隆光プロがすごく丁寧にスーツ姿で出迎えをしてくれたんです。それが好印象で、何か応援できないかと考えていたことも今大会を開催するきっかけになりました」と続けた。
「社会人になればなるほど、自分自身の成長を認識できなくなってきます。プロたちや障害者ゴルファーの方のプレーを間近に見て、その勇気と感動を成長エネルギーに変えたいという思いが私自身にもあります」と麻生氏は話す。そしてその思いに「地域貢献、障害者支援の思いはプレーでお返ししたいです。高いレベルの男子ゴルフのプレーをギャラリーにお見せしたいです」と時松は応えた。
主催する者、プレーをする選手たち、プロアマに招かれた障害者ゴルファー、応援する地域の人たち。麻生飯塚チャレンジドゴルフは、参加者全員の熱い思いが詰まっている大会なのだ。(文・河合昌浩)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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